検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:13,759 hit

9話(逢威) ページ10

《 夢主 side 》

土方さんが何か考え込んでいる。


当然私は心を読める訳では無いので、何を考えているのかは分からないのだが、

私のモットーが
"分からない事があったら何でも聞ける行動力"

だと自分で自負しているので、土方さんに聞いてみることに決めた。


...のだが、私が聞こうとした途端に土方さんが

ボソッとこう呟く。





土方「異世界転移...?」


その言葉が聞こえた私と、とある人物は同時にハッとした。



「「それだ...!!」」


二人の声が重なる。

もう1人の声を発した人物に視線を送る。




...その人物とはスバルだった。

スバル「エミリアたんの時と言い、俺とAってよく言葉が被るよな!」

「それ私も思った。考え方が似てるんじゃない?」


スバル「おぉ、俺と同じ思考の奴なんて今まで会った事無いからなんだか嬉しいな!

お前とはいい友達になれそうだ!」

スバルはニカッと笑いながら手でグーサインを作る。


テンション高ぇなおい。

語尾にビックリマーク連続で付く奴なんてそうそう居ないと思うんだけど。

スバルは私よりも近藤さんの方が気があってる希ガス...((



「まぁそれは取り敢えず置いといて、土方さん!異世界転移ってどういう事ですか?」


土方「あぁ、これはただの予測なんだが...」


土方さんが考えていた事を話してくれた。

なるほど、異世界転移...



...って、それ私がこの世界に来た流れと全く同じじゃないですか!!

条件揃っちゃってますよ!?

絶対その"異世界転移説"が今のとこ一番有力だよなぁ...。



《 スバル side 》

俺はこの事を正直みんなに言っていいのか迷ってる。

本当はこれで2回目の異世界転移なのだ。


前の異世界、ルグニカでは、

覚悟を決めてその事を話そうと思った事も、例え心臓を握り潰されたとしても、「もうどうとでもなれ!」

と思った事だってあった。


それでも俺は絶対にその決断を下してはいけないのだ。

勇気を出して話そうとしても、俺の命が奪われるだけではなく、エミリアや他のみんなも死んでしまう可能性が高い。


しかもこの世界は死に戻りの力がまだ使えるか分からない。


...俺が異世界転移の事を話そうとすると、一気に最悪の事態へと成りうるのだ。

10話(蒼桜)→←8話(蒼桜)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
13人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

わごむ - ふぁっ!?終わりって書いてた...なんかすいません (2020年1月13日 23時) (レス) id: 37d509fa97 (このIDを非表示/違反報告)
わごむ - なんで今更見つけたかなぁぁぁ!?あっ、すっごい好きです。更新待ってます! (2020年1月13日 23時) (レス) id: 37d509fa97 (このIDを非表示/違反報告)
蒼桜 - エミリアたん天使っていう定期さん» 返信が遅れて申し訳ありません!コメントありがとうございます!逢威とも相談して、これからも更新頑張りますね! (2018年11月4日 18時) (レス) id: 6b4203fd69 (このIDを非表示/違反報告)
エミリアたん天使っていう定期 - 好きです!!更新頑張ってください!! (2018年10月28日 20時) (レス) id: 09e6bd33b5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:逢威、蒼桜 | 作成日時:2018年9月16日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。