【オリジナル】EREMENT６ (ページ6)

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第１９９話　取り付け方ページ6

あ「…この人が？」

時雨「ああマックスの知り合いのスコーだ」

スコー「初めましてー！
あのおっさんの知り合いなんだねぇ
スコーですよ～」

琥珀「君があの姫様のお母さんの」

スコー「うんうんスコーが
エレメントを付けて贈った物！
それでスコーに何の御用ですか～？」

呉羽「あのエレメントを集めているのですが
どうにかして、もらえないかと思って」

あ「それと呉羽はエレメントのことに詳しいのだけど
取り付け方についても聞きたいんだ」

スコー「もちろん、お教えしますけど
姫様のお母様の形見…
今更、それ返してくださいなんて言えないですよー」

あ「だよね…」

スコー「でも、取り付けは教えるよ～？
あなたマックスの所で強化はしてもらったでしょ？」

呉羽「はい教えてもらいましたが
エレメントを使う時
それ自体を使うか、纏わせるかのどちらかが多かったですね」

スコー「もったいな～い
なら、こういう弓の真ん中あたり
この空間をどう有効に使うか…」

呉羽「まさかそこに付けるのですか？」

スコー「そういうこと
貴方達も使ってきた身なら分かるはずだよ～
触れれば使えることがね」

あ「確かに使えるよ
物にエレメントをはめ込むってこと？」

スコー「そうですよ～
こうすれば、武器に一々纏わさなくとも
武器が常にエレメントを発動させている状態にできま～す」

あ「ちょ…ちょっと待って！
それじゃ…私たちは常にその武器を手に持ってるときに
使っていることじゃ…」

スコー「いえいえ、エレメントを使っているのは
武器自体なのですよ
ばてる心配はありませ～ん！」

呉羽「なるほど…」

時雨「大丈夫なのか…それ」

あ「…かけてみるしかない
これからきっと大変になる…」

琥珀「どうして？
最後だから？」

あ「ううん
明さんの所にきたハロは闇のエレメントを探していた…
ゴルドで魔力の石を探して持って行ったのなら
それを使って何かをする気だ…
人の力じゃあの妖怪には勝てない
だから、エレメントの力がいる…」

時雨「…ああ、俺一人じゃ太刀打ちできないし
妖怪相手に人間がかなうわけがない…」

琥珀「なら、魔法でもエレメントでも使うってことだね！」

スコー「よくわかりませんけど…
なにかと戦うのであれば
尚更覚えないとですね！
さっ今すぐやりますよー！」

呉羽「えっあっちょっと…」

時雨「心配するな
みっちり教えてもらえよ～」

あ「その間考えとくからさ」