第242話 再来 ページ49
世界樹を降りてきたら
下で話をしていた時雨たちと合流した
時雨「遅かったな
エメラルドは?」
あ「階段で降りてくるよ
もう敵の方には行かないらしいよ
どこに行くのかはわからないけど…
あの巨体だからね…」
琥珀「でも、危険じゃない?」
時雨「そうだよ
あいつは敵の情報を渡したんだ
消される可能性もあるだろ?」
あ「そうだ!
どうしよう…」
クロウ「あの大男のことは聞いた
前にボルグに谷があったらしいな」
あ「谷…あぁピクシーのところの…
なんでまたその話に…」
呉羽「私が言ったんです
あそこにいれば、暗いし、底の方ですから
ゴーレムやピクシーたちと同じく
身を隠せるのではないかと考えて…」
あ「あぁ! なるほど!」
ドンッ
全「!?」
?「……? 戻ってこれた…」
あ「ちょ…えっエメラルド!? 階段で降りてくるんじゃ…」
エメラルド「…めんどくさいから落ちてきた」
時雨「んなむちゃくちゃな…」
あ「ねぇエメラルド
貴方は敵を裏切っているから
身の危険があるの!」
エメラルド「…そうだな…」
あ「だから、ボルグにあるピクシーの村がある
谷の底にゴーレムがいるはずなの
その人達のいるところなら、地上から見つかることはないから!」
エメラルド「…だが…逃げたくはない…」
呉羽「逃げなければ、あなたはあの人達にやられてしまうんですよ!」
エメラルド「…でも……っあぶない…!」
呉羽「え…」
ガンッ!
時雨「っ! 誰だ!」
呉羽に向かって飛んできた何かを
エメラルドは身を挺して守ってくれた
時雨は刀を抜き、私も弓を後ろから取り出し
すぐに打てるように構える
?「…外したか…」
あ「ルビー!」
ルビー「よう…大会以来だな
あの時はびびったが…一体なんなんだ てめぇ…」
あ「…あぁ…」
ルビー「なんだって聞いてんだよ!」
ルビーは私に向かってかまいたちを飛ばしてきたので時雨の逆方向に横へ飛んだあと
弓をルビーに向けて、火のエレメントを纏わせて、打つ
ルビー「はっ! んなもん当たる訳ねぇだろ!」
あ「あんた余計口悪くなったね」
ルビー「あれからお前が大っ嫌いになったんだよ
嫌いなもんは消したくなる!」
あ「あの時は悪かったと思ってるよ
自分だって制御できなかった
…この姿でしょう…?」
ルビーの前であのミルカーナの姿へと変えた
ルビーは今度こそはっきり見るその姿を見て冷や汗を流す
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