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第235話 塩湖 ページ42

あわただしく帰って行った椿とサファイヤ
何事もなかったかのように時雨はこっちによって来た



琥珀「怪我とかない!?」


時雨「あ? あぁ大丈夫だ
よし、行くか!」


クロウ「もう一つ見つけたっつーことは…時間の問題だな」


あ「そうだね 急いで、ホワイトフォレストの方面に向かわなきゃ!」



寄り道してる暇はないけれど
このマトリアは地図の上のほうに町が集中しているとみられる
それはなぜかというと…



呉羽「マトリアの下…いわゆる、ホワイトフォレストの横は
一面湖です」


琥珀「ほー…アリスの国にも、湖があったよね」


時雨「まぁこれぐらいよりは狭かったが…
あそこは底が深いといったほうがいいな」


クロウ「にしても、ここ…
広い湖だな…
凍った時相当だぞ…」


あ「なんで凍った時…?」


呉羽「この湖は大規模な氷ができるようですよ
その証拠にあれです」



指を出したのは大型の車だった
あれでどこを移動するのか…あっ…



あ「もしかして、凍った湖をあれで移動するの!?」


呉羽「そのようですね
…ここの水温は低いですし、気温が低ければ
一面が氷と化します
それに…なめてみてください」


あ「え…」


琥珀「…っ! しょっぱ!」


呉羽「これは塩湖でもあります
水の中に塩が含まれていることで固まりやすくなる…
元々はこの辺まで海があったのでしょうね」


時雨「しょっぱ…確かにこれは海水だな…
これぐらい平なら綺麗な風景が広がるな」


呉羽「これですよ」


あ「おー!」



呉羽が見せてきた雑誌には
マトリアにある、この綺麗な塩湖の風景が映し出されていた
どうやら、有名な観光地でもあるようだった
男女が仲良く写真を撮ってる画像が載っている



クロウ「おー有名だな…」


呉羽「この塩湖があるから
街は上のほうへと集中してるんです」


時雨「んじゃ次の目的地はここよりまた上か…
言っとくが、次の目的地は森だぞ」


あ「まっまた森!?」


琥珀「どの地にも森はあるんだね…」


呉羽「そこまで大規模ではないはずですよ?
マトリアの3分の1はホワイトフォレストですし
それよりも大きい森は聞いたことありませんから」


時雨「森ともいえるかも不思議だけどな…
まるであれは…果樹園だったな」


あ「ちょ、森じゃないじゃん!」


時雨「俺だって遠くから見て、木が見えただけだしな」


琥珀「果樹園…きっとおいしいフルーツでもあるんだよ!
行こう行こう! 果実食べ放題とかあるよ!」

第236話 果実の楽園フレス→←第234話 よくしゃべるな



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作者名:アクサモ(音羽) | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2016年1月10日 1時

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