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第233話 時雨VSサファイヤ ページ40

時雨「なんでそれを探してる…」


サファ「もちろん! あの姉貴に持っていくっすよ
知ってる通り、うちらは魔王様にエレメントを集めてるんすよ
きっとそれで、世界をうちらみたいなやつを溢れさせてくれる!」


あ「うちら…」


クロウ「お前ら、妖怪や種族だらけの世界なんか
作られてたまるかよ!」


サファ「人間なんて弱いものっすよ
時雨サンもね?」


時雨「もういいだろ
口を開きたいなら、俺とやった後にしてもらおうか!」


サファ「っと! あはは!
こっちっすよ〜!」


時雨「あの野郎!」



サファイヤは軽々と時雨の剣をジャンプしたり、伏せたりして
まるで遊んでいるように動いている
それに腹が立ったのか、時雨は一回離れてから
握っていた剣をさらに強く握ったら
また向かって切り始める



サファ「! にゃろ!」



頬が切れたことに剣を出さなければいけないと思ったのか
剣を出して、離れたり、また交えたりと
やっと戦いっぽくなってきた



あ「あー…これは止められないねー」


クロウ「あいつは…サファイヤは知らねぇんだな…」


呉羽「だと思いますよ
あの代償を…」


琥珀「え!? 知らないで使ってるの!?
やめさせなきゃ」


あ「無理だよ 敵の私たちの言葉を聞くことはしない
分かるのはきっとその身に受けた時」








サファ「っもう! つまんないっすね…
剣振り回していたって決着なんてつかないっすよ?」


時雨「あぁそうだな
でも、俺は勝つことを考えてはいない」


サファ「はぁ…?」


時雨「今の俺じゃかなわないしな
俺は宿し人になるつもりもない
俺はこの剣とエレメントに助けてもらってるだけだ
あとは己の力だけ…!」


サファ「…つまんないっすね
やっぱり人間は面白い奴がいないととことんつまらないし
消えていい存在っすね〜…
もういいっすわ 死ね」



サファイヤは魔力を剣にためた後
時雨に向かって斬撃を飛ばしてきた
それも、一つではなく、何撃も…



あ「!」


琥珀「あわわ…! 時雨!」



無数の斬撃を受けた時雨の周りは
砂煙が立っていて何も見えない
それが晴れると時雨は膝をついた状態で
剣を盾に守っていた



サファ「あはは! 受け止めたんすか!
すごいっすね! 流石、時雨サンっすわ!」


時雨「…」



時雨はサファイヤを見た後
目を閉じて、剣をしまった



あ「まさかの降参…?」


呉羽「…いえ、彼女なりに考えがあるんじゃないですか?」


琥珀「あの時雨が降参しないよ」

第234話 よくしゃべるな→←第232話 サファイヤ



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作者名:アクサモ(音羽) | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2016年1月10日 1時

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