【オリジナル】EREMENT６ (ページ27)

今日:8 hit、昨日:37 hit、合計:3,352 hit

第２２０話　ノアの箱舟ページ27

それはもうずいぶん昔のお話…
と言っても、そのお話はまだ５０年あまりしか経っていません…
なのに、街の人は湖に沈む船の存在を知らなかったのです
何故なら…街の人々は何故か、まだ若い状態で亡くなってしまうからです…
さて…それも一体なぜ…？

時雨「…ノアの箱舟…
まだいろいろ見るところがあるが…
気になるから見るか…！」

好奇心に負けて１ページをめくる

ノアの箱舟…それは、訪れる運命である来るべき日「災厄」
それを阻止しようと考えた若き男がいた
そのものには生まれてからすぐにほかの人とは違う別の力に目覚めました
人々はその力に感動した時でした…
人々は皆共通である予言を予知しました
それは、訪れる「災厄」が来ると予知したのです…

時雨「「災厄」…なんだそれ…
災いなのはわかるが…」

その「災厄」をひどく恐れた人々は
来るべき「災厄」に怯えて、家からでなくなってしまいました
もう死ぬと悟ったものはめいいっぱい思うことをしました…
その人々の姿を見て男はひどく悲しみ
なんとかして、「災厄」から逃れることはできないかと
男はある湖を訪れたところに
空から大きな影が見えました
それは空から落ちてくるそれは綺麗で立派な船でした

時雨「これがこの船ってことか…
空から降ってくるなんて珍しい話だな…
でも、俺たちも空から降ってきたんだよな…？」

男はびっくりしましたが
降ってくる船は何かのお告げだと思い
男は力を使って、船に大きな膜を張りました…が
船はすでに水につかってしまい底や全体が少し濡れてしまった後で
膜が張られました…
男は湖の中に沈んでいく船を追うように飛び込み
膜の中へと入っていきました

時雨「男…なるほどな
あいつが目覚めた力というのは魔力のことか
それで膜をこの全体に貼った…が少し濡れていたのはこれのせいか
しかし…合わないな…？
膜の中とはいえ、魔力で時間が操作されるなんてことはない
でも、以前このままとは…」

男は濡れてしまったものを力で乾かした後
船内をくまなく探索しましたが特にめぼしいものはありませんでした
男は思いつきました
この船を浮かせて、落ちてきた空へと行くことはできないかと…
しかし、それは男の寿命を縮める行為だった
それでもかまわないと思い、船に人々を乗せて
空へと飛んだあと、「災厄」が起きた

時雨「間に合った…のか？
いや待てよじゃあ、この船一回飛んでるのか！？」