【オリジナル】EREMENT６ (ページ24)

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第２１７話　湖に沈む物ページ24

テート「私はある方をモデルとして作られました…
その方にはこの街の方々以上の未来が見える力がありました…
彼女は自分の死を予知しました
そこで、もう一人の機械の自分を作り
彼女が見た予知を私に託されたのです」

あ「じゃあもうその人はいないんだね？」

テート「はい彼女は災厄を予知しました
なのでそのことを街の方々へお話いたしました
しかし、未来を変える力がある者がこの街に現れます
それが…あなたです」

あ「私…？」

テート「ほかに３名の方々とともに
ここから北へと行った場所にある湖…
その湖の底にある大きな船…
災厄は逃れられない
しかし、その船に眠る空から降ってきた星が
船を動かし、人々を救う…」

琥珀「それがその人の最後の予知…ってことだね…」

あ「それが本当なら私は湖に行かなきゃいけない」

琥珀「空から落ちてきた星が船にあるってことか
でも、どうやって取りに行くの？
水の中だよ！？」

テート「…とりあえずは向かっていただければ…
あの方からあなた方へと向けた言葉です」

・

≪災厄は逃れることはできません
しかし、あなた方の力があれば町の人を助けられるのです
どうか、お力をお貸しください≫

・

あ「あんなこと言われちゃね…」

琥珀「ほかの三人どこに行っちゃったんだろうね…
湖行く途中で会えればいいけど」

？「っと！いたいた…」

あ「あっ時雨！」

時雨「琥珀も一緒か
呉羽とクロウは湖にいる
そこに行くんだろ？」

あ「なんでわかったの？」

時雨「この方向だと湖だし
湖の底に船が見えた
あれは絶対何かある」

琥珀「なるほどね
水がある所に行くよね時雨…」

時雨「まぁ水の力…っていうか
ガブリエルの力を持ってるから惹かれるんだろうな…
もし俺がいなくなったら、水がある所でも探せばいいさ」

琥珀「なんでいなくなる前提～？
ほら、行くよ！」

時雨「引っ張るなよ…」

そう神様であった私も
今は人間だが、ほかの３人も
神様の力を持っている
火の力…ミカエルの力を持っている
だけど、エレメントもすべて終わったなら
この力は消えることはないのだろうか？

・

・

あ「おーい、呉羽！クロウ！」

呉羽「ああ、お二人とも
あれです濁っていないので見えるはずです」

琥珀「あー！見えた！」

底に沈む船の形をしたもの
大きな旗を掲げていたような棒は根元から折れていて
前のほうに黒い布も見える

クロウ「あれ、海賊船だな」