【オリジナル】EREMENT６ (ページ22)

今日:1 hit、昨日:37 hit、合計:3,345 hit

第２１５話　木の根元ページ22

杏「…かくなる上は、美凰の所へ行くしかないわね
彼女は魔力のスペシャリストともいえるわ」

あ「それって、琥珀のおばあちゃん」

杏「そうよ、私もコロセウムを全部潰したら
彼女の所に行くつもりよ」

クロウ「…琥珀の婆さん…
エレメントをバラバラにした魔法使いの一人だったな
そこに行くしかないか…」

杏「そういうことよ
さてと…壊すからとっとと外に出なさいよ
いい加減に起きなさいよね…！」

三人「いった…」

時雨「あっあれ…落ちたはずじゃ…」

あ「おはよーもうことはすんだよ」

時雨「それがここのエレメントか…」

琥珀「体がいたいー」

呉羽「とにかく外に出ましょうか…」

ベゴニア「…行きましょうお嬢様」

杏「ええ…」

青い青い空の下で眠りについた悪魔がいました
そのものは、暗い空の世界から逃げ出してきて
この世界にやってきました
青い澄んだ空に感動して
このコロセウムにずっといました
ここには空が見える場所があり
そこから見る空はとても綺麗だったそうです

このコロセウムは
別名、空のコロセウムというそうだ

外に出ると杏が魔法陣を描き始めたので
早々に引き上げることに…
今向かっているのはそこから下へといった場所にある
一本の木が生えた場所
周りにほとんど何もないために気になっていた
そこそこでかい木だ

呉羽「…見たところ変でもないですが…」

琥珀「あっこれ見てよ！
大きい穴ある！」

時雨「は？木の根元にか？」

あ「中は深そうだけど…
大きい穴だね…暗いし、底あるのかな…」

時雨「おいそれ覗いてたら…」

A＆琥珀「あっ…！」

時雨「！？ほら言わんこっちゃねぇよ！」

呉羽「ちょっと…！
冗談で済ましてくれませんか！」

クロウ「もう無理だろ…」

時雨「お前も手伝えよ！」

クロウ「言っておくが、
風の音するぞ？中から」

琥珀「ほんと！？」

時雨「馬鹿馬鹿！暴れんな！」

あ「いや、見てくるわ！」

呉羽「あっちょっと！」

時雨「はぁ！？ A！
おい！」

琥珀「じゃうちもー！」

時雨「っ！わかったよ！
琥珀先に行けよ！」

琥珀「りょうかーい！」

時雨「呉羽行くぞ」

呉羽「はい…」

クロウ「…木の根元…か
絵本の通りだなっと！」

まぁ兎はいないが
如月白兎ならいるな…