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第4章 第195話 不思議世界マトリア ページ2

夕方近くにボルグの地を出てしばらくたった頃
夜になり、琥珀と時雨は仮眠をとると言って寝てしまった
静かな夜はいつもの事
街が近くにあればその賑やかさがこちらまで伝わってくる
眠らない町ネオンの近くにいた時
その光と人々の声がすごかったのを覚えてる



マレディ「お前さんたちは寝ないのかい?
昼間、あの二人より動いていたのにねぇ…」


呉羽「私は大丈夫です
Aこそ、大会で疲れてるのでは?」


あ「そうでもないよ?
時雨は力強いし、私自身も力を出してて
互角みたいだったし!」


呉羽「でも…手加減…してましたよね?」


あ「…まっさか
私だって人だよ?
ラルク族との力の差は激しいものだし」


呉羽「…なんだか腑に落ちません…ムスッ」


あ「あはは! なんでさ」


マレディ「いいね 若いもんは…
さて、そろそろ着くよ
いった通りマトリアは特殊な防壁で囲まれておる
入れるのは地上の一つの場所しかない
空からの侵入はもちろん、特殊な防壁であるため
無理にでも通ろうとすれば…命を落とす」


あ「え‶、なっなんで…?」


マレディ「その防壁は魔法でできているという
その壁に触れれば、命を吸い取られるんじゃ」


呉羽「命を…? いわゆる生命力を取られるということですか?」


マレディ「詳しいことは知らないね
あれを見てごらん」



船の前には夜を照らすスポットライトがたくさんあり
その下には警備隊とみられるものたちが
厳重警戒としか思えない
一体マトリアで何が…



?「…! マレディ!」


マレディ「ああ、若造 あんたか」


?「海の水を見て…?
その方々がさっそく船を…」


マレディ「若造 この者たちがこの海の毒を消してくれた
私がここにこの者たちを送れたのも全部この方々のおかげじゃ」


?「そうなんですか…」


時雨「ん? ついたのか…」


琥珀「やばっ…寝てばっかだ〜!」


?「しぃ〜!
大声を出すのは控えてください…
夜ですし…」


あ「ごっごめんなさい…
つかぬこと聞きますが…なんでこんなに厳重警戒なんですか?」


?「最近出没してる人切りを恐れてのことです」


マレディ「いいから、名を名乗りなさいな…」


?「それは失礼しました…
僕は伊之助と申します」


呉羽「その名は…私たちと似てますね…
だとすると、和人ですか?」


伊之助「あなた方も?
ここ、和国以外の人で、和人に似た名前の方と会えるなんて…」


琥珀「和人…? 和国…?」

第196話 手続き→←前回までのあらすじぃ(ゆっくりの声で)



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作者名:アクサモ(音羽) | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2016年1月10日 1時

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