過去編 琥珀の過去〜3〜 ページ10
数年間…たぶん約3年間おばあちゃんのところで過ごした
私は14歳となり、ルゥは8歳となった
おばあちゃん「ねぇ 琥珀
これが近くの街に張り出されててね」
琥珀「アイドル審査…?」
ルゥ「姉上 アイドルになるんですか?」
おばあちゃん「お金も稼げるし、何より
独り立ちできるだろう?
私だってもう長くないさ」
ルゥ「…」
琥珀「…私じゃ受かるかわからないし
ルゥだって養っていけるか…」
おばあちゃん「とにかく受けに行ってみるといいさ
それで合格なら、ルゥをそっちに送り届けるからさ」
琥珀「わかった…受けるよ…で
アイドルになってお金を稼ぐよ!」
おばあちゃん「無理はしなくていいんだよ
私も長くはないけど、まだ平気さ」
琥珀「ううん 無理しないで
まだ14歳だけど
人並みにはできるよ
ルゥもそれでいいかな?」
ルゥ「僕は姉上について行きたいです」
おばあちゃん「わかったよ 琥珀
アイドル審査はアルファルのトッピという場所で
行われるそうだよ
私が送るから安心してな」
こうして、お父さんが好きだったアイドルになるために
トッピでアイドルの審査を受けた
そして、見事に合格した
お父さんが好きだった黒ちゃんを真似していただけだけど
その黒ちゃんから考えて白兎(はくう)と名を変えて
如月白兎としてアイドル活動することになった
ルゥがこちらに来て
二人で日々を過ごすことになったが
ある日、突然来た悪い奴らにルゥが連れて行かれた
その日から光に包まれていたトッピは闇へと落された
暗闇の中で私は……出会ったんだ
ラッキーアイテム
フロリト産のほうき
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