【オリジナル】EREMENT５ (ページ7)

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第１５６話　貧民と金持ちページ7

ルビーが腕を振り上げ、フードの子を落としてしまった
ふと見えたその姿はまだ幼い子供の女の子に見えた

あ「あんたあの子は女の子だよ！
っといっても…アイリスを吹っ飛ばしたもんね」

ルビー「…んなこともういいだろ
さっさと終わらせるぞ…俺はお前とだけでいいんだ
ほかのやつなんか知るかよ」

「この野郎！」

ルビー「…うっせぇな…消えろ！」

ルビーは緋扇を出すと上に振ると
たちまち風が舞い上がり
ルビーを落そうと来た輩はバランスを崩し下へと落ちていく
その風は今も残っておりルビーの周りを囲っている

あ「汚いねぇ…」

ルビー「うるせぇよ天狗は魔女とは違うが
俺たちは風を操るのさ
エレメントなんてものなくても平気さ」

あ「…確かにそうかもね…
でも、それで一つ思い出したことがある
持っててよかったな…手袋」

琥珀「おーやってるやってる～！」

呉羽「琥珀のせいで人が多いところはいけなかったのですが…」

琥珀「あはは、ごめんね呉羽
如月白兎の名がここまで来てるなんて思わなかったから…」

呉羽「確かに人気でしたね
エレメントが集まったらアイドルとして
活躍するのですか？」

琥珀「うーん…まだ考え中かな…」

呉羽「そういえば…琥珀はなぜアイドルを？」

琥珀「…生々しい話だけどお金のためかな
うちの家はあんまりお金なかったからさ…」

呉羽「そっそれはすいません…」

琥珀「いいって呉羽はお姫様だけど
他とは違う、呉羽はほかの姫様よりお金に厳しくないし
それに…あの二人のように正義感が強いから
貴族たちとかってお金とか貧民には容赦しないじゃん？」

呉羽「確かに…私に国でも差別がひどかったです…
お父さんが王になってからは
少しずつそれを変えていこうと頑張ってましたし…」

琥珀「…ある時、貧しい家族がいました
大黒柱ともいえるお父さんと子供二人がいました
お母さんは病気で亡くなっており、お父さんはいつも
子供たちのために頑張って働いていました……。」

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さて、おまたせしました！
琥珀ちゃんの過去ですよ～

できれば、杏ちゃんの過去も書きたいと思ってます

それでは～＾＾