【オリジナル】EREMENT５ (ページ42)

今日:8 hit、昨日:33 hit、合計:5,783 hit

第１８７話　自分の落とし前ページ42

時雨「わかんねぇよ！
ただのさばらせておいてもバラバラにしても
その一つにそれぞれの力があるなら
使おうとすれば大変なことになる！」

あ「…」

明「確かにな…でも、封印なんかしても
どこの誰だかわからない奴に解かれでもしたら
その繰り返しだ
だから言ったんだ俺は壊したほうがいいと…！」

あ「…その通りかもね…
まさかここまでもめるとは思わなかった…
だけど、そのつもりでも、一つにして壊すほうが効率はいい…
いや、そのしなきゃ壊れない…」

明「お前に何が分かる
ただ集めているだけのコレクションにすぎない」

あ「私が元凶を作った！
だからこの手で落とし前をつける！」

明「はっ…？」

時雨「待て待て…ミカエルはどうするんだ？」

あ「私思い出したんだよ
エレメント…極彩の珠と命をともにしてるのは
その極彩の珠の中にミカエルの一部が縛られてるってこと
だから、作った本人なら、ミカエルを一部を出すことができるはず…」

明「作った本人だって…？君が？
でも、ラルクの長老はもう長いことあるものだと言ってた
そうなれば、お前は一体いつから…」

あ「私は元神様…だねうん
今となっては、人間だけど
生まれ変わったの…？
人間界に落とされたというか…」

明「興味深いな…まぁ今はいい
僕からは渡すだけだ
ほらよ」

時雨「っと…これ…黒いな…」

あ「…！明さん…ハロに狙われてたのは
闇のエレメントを持っていたからだったんだ…」

時雨「闇？光の逆か…
ほら、琥珀」

琥珀「あっあたしにそれ近づけないでね！？
光を使うものとして闇は天敵みたいなものだからさ」

呉羽「じゃあエレメントボックスに入れておきますね」

あ「ここに来る前に大会で妹のティアラちゃんに会ったよ」

明「あいつに会ったのか…
どうせあいつに会ったんなら今行ったら会えるよとか
言ってたんだろ…」

琥珀「よくわかったね！」

あ「まだ寝てるかと思ってたよ」

明「今日はいつもより長く実験をするつもりだったんでね…
朝は好まないが、早起きしたわけだ」

呉羽「実験…ですか」

明「興味ある？
魔力を操れるかを試したくてね
人間には微量だけど魔力があるんだ
それを操れたのなら、素晴らしいことじゃないか？」

時雨「操ってどうするわけだよ…
自分の体にでも入れて、また魔法使いにでもなろうとしてんのか…？」