第182話 優勝者は… ページ37
しかし、時雨の目の前で信じられないことが起きた
峰うち程度で済ませようと思っていたら
Aの体は両方に切れるように
霧となって消えた
時雨「なんで…!」
あ「残念でした それは偽物ですよ〜」
時雨「…てめぇ エレメント使ってるのか…?」
あ「…さて、どうかな?」
時雨「エレメントだけっつっただろ!
なんで、力使ってるんだよ!」
あ「ごめんごめん
力で勝とうとするなら、こっちもそれ相応のもの出さないとなぁって」
時雨「その話はさっきしただろうが!
使うなと入ってねぇけどさ…」
あ「じゃあ別にいいでしょ?」
Aは手の上に少し灰色のものを出した
目の良さならあいつには負けてない
確かに手の上の物には逆という文字
時雨「なんだそれ…まぁ効果は納得できるが…」
あ「万物の力でも、エレメントにあるものを使ってるの
逆のエレメントもこの世界のどこかに1つある
有力な情報だし、雷のエレメントもどこかにある…」
時雨「ほう…それは初耳だな」
あ「じゃあ、逆のエレメントを試してみようか…」
手を下に向けた後、手元にあった剣が消えた
上から音がしたと思ったら上から剣が降ってきていた
自分の手を広げてみると桜の花びらがあった
時雨「…桜と変えたのか」
あ「いいでしょ? これ
じゃあ、雷も試そうね」
時雨「おいおい 髪の色変わっただけで少し性格も変わるのかよ
ルビーとなにをやって、勝ったか知らねぇけど
俺は簡単にはいかないぞ」
時雨は上に向かって飛び
剣を取った後、抜いてAへと向かった
Aも、防げないと思ったのか
守の力を自分の前に出す
時雨「…これで俺の勝ちだな」
あ「まだ決まってないでしょうが」
時雨「守の力といってもな…
矛と盾…盾も壊されないわけねぇんだわ」
あ「なにを言って…」
時雨「矛も壊れるけど
それは矛自身の力だ
俺自身の力も加えれば盾も壊れるわけだよ!」
Aの前に貼ってあった守は時雨の剣によって
見事に破られて足元の足についていた機械一つを壊した
流石に予想していなかったのか
髪の色も戻った状態で叫びながら落ちて行った
同時に桜も手品のように消える
デト「こっこれは!?
おーと! 残っているのは時雨さん!
落ちたのはAさんだ!
優勝は時雨さんでーす!」
時雨「よっしゃ!」
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