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第178話 時雨に話した ページ32

時雨「ちょ…ちょっとまてよ…
Aが神様の時はミルカーナっていう名前で
堕天した理由はなんだよ…」


あ「…ミルカーナの恋人だった
魔界の魔王ハデスが天界の民衆の前で
首を切られて死んだことが引き金」


時雨「恋人…? 魔王…
なんだかすごい次元の話だな…
とりあえず 話は細かくなくていいから
おおざっぱでいいから聞かせてくれよ
ご飯食べながらでも、話そうぜ」



こうして、今まで見てきた体験のことを
時雨に細かい部分までは言ってないが
どういうことが起きたのかを話した
ちなみに朝ごはんは手作りのパンケーキだ



時雨「…ほ〜…なるほどな」


あ「とにかくそういうことだよ
もし今の私が神様に戻りつつあるなら
力は神様になっちゃうかもねぇ」


時雨「その力が万物の力だろ?
エレメント必要ないじゃないか」


あ「必要ないね でも、その力には制限があるみたい」


時雨「制限?」


あ「ほかの神様もそうだけど
力を使いすぎれば、眠ることになる
それが何年後かもわからない眠りにね
この力も生と死、光と闇などの大きな力を使えば
眠りやすくなる」


時雨「んじゃ、エレメントと同じく使いすぎには注意ということだな」


?「その通りだ 見てきたわけだな」


あ「!?」


時雨「うおう!? ラファエル てめぇ…」


ラファエル「いやぁすまんな
天界の傍観者がルシファーだって
よくわかったな」


あ「なんとなくだよ 感」


ラファ「よく当たる感だな…
ルシファーから聞いたのは天界と魔界の戦いのことと
ミルカーナの身に起きたことだけだった
直接見たいのは俺じゃなくてルシファーだ
あいつも曖昧な言い方をしてな…」


時雨「そういや、天界はどうなったんだ?」


あ「そういえば、天界を生まれ変わらせるという話は聞いたけど
それからのことは知らないんだよね」


ラファ「今は前みたいに活気だぞ?
俺もここに来るまで天界にいたが
今度行ってみるか?」


?「えっ 行きたい行きたい!」


あ「!?」


時雨「なんだよ…聞いてたのか お前ら」


呉羽「昨日から様子がおかしかったので
何かあると思って」


琥珀「隠し事なんてひどいよ!
時雨だって 私の過去話してるとき聞いてたでしょ!」


時雨「なんでばれたんだよ…」


あ「驚かないの…?
人間じゃないんだよ うち…」

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作者名:桜音羽 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2015年10月14日 1時

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