【オリジナル】EREMENT５ (ページ29)

今日:16 hit、昨日:0 hit、合計:5,758 hit

第１７５話　あいつを止めるページ29

イムホテプ「…アマテラスか」

アマテラス「イムホテプ様
ミルカーナを…人間界へと落しました」

イム「向こう側にいたのか…」

アマ「私は考えました
天界自体が魔界を嫌っている事実があるからこそ
こういうことになった…
天界より魔界のほうが惨状がひどいのです」

イム「…天界は変わるべきということだな？」

アマ「その通りです」

イム「確かに天界は魔界に近づいてる
悪行も天界では増えてきた
空を見よ」

天界の空は前よりも黒くなっていた
あと一歩近づけば、魔界と同じ空となってしまう…

イム「魔界を嫌う気持ち、嫌な憎悪の気持ちが
大きければ大きいほど天界は影響を受ける
堕天が多いのもこのせいだと私は考える…」

アマ「確かに…堕天は多くなりました…
前はそんなに多くなかったのに…」

イム「天界を生まれ変わらせよう」

アマ「…はい」

ルシファー「ったくよぉ…ちょっとちょっと
悪魔たちをこてんぱにしてんの…」

？「…ふっ…」

ルシ「おい聞けよヌト」

ヌト「ヌト…ですか…ふふふ
私は天界を我が物にしたいんですよ」

ルシ「目を覚ませって…」

アマト「！ヌトお前！」

ルシ「ようアマト
無理に近づくと天界が大変なことｎ…ってもう大変か…」

アマト「ルシファー！？
うぐっ…天界があらしになった…！？」

ルシ「…つかよなんであらしって漢字で引っかかるんだよ」

ヌト「あれでしょう？そのアイドルの…」

ルシ「だからかこの漢字を使うたびに
ひらがなで書かなきゃいけないからめんどくさいんだよなぁ…」

アマト「そうだな…って何の話してんだよ！？」

ルシ「とにかくだ
ヌトお前絶対考えを曲げない奴だ
俺が止めなきゃ何にもならないだろ」

ヌト「うるさい…私を止めれるものなら止めてみろ！」

アマト「ヌトお前いい加減にしろ！
一番に天界のことを考えてたのに
なんで…」

ヌト「だからだよ…天界を一番に考えていたのは
まるで私の手の中にあるような気がしたんですよ
だから…だからガイアやイムホテプよりも
この私が上に上がりたかった！」

アマト「っ！！」

ルシ「話を聞く気すらもうないな
だから俺は長い間下にいたあいつを呼んだ」

？「ぐっ…うわあぁん！！」

アマト「おっお前確か…」

ルシ「ああもう…
ミルカーナが人間界へと落されたのはわかるが…」

？「許しません…アマテラス…うぐっ…」

ルシ「つか早くしてくれよ！フラワシ」