【オリジナル】EREMENT５ (ページ22)

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第１６８話　恋は神様の運命も変えるページ22

ゼウス「俺もそう思う…
人間は何をやらかすか全くわからない
しかし、神は変わった者が多くてな…
人間が好きだと言って、人間界へと落ちて行った
今ではゴルドと呼ばれる町があるくらいだ」

ルシ「うええ…本当にわからない奴らだ…
だが…俺は人間が好きではないが
ミルカーナの味方ではあるさ
ゼウスとアマテラス…お前らの味方ではないことを覚えとけ」

ゼウス「まだ好きなのか…
取られたんだぞ？」

ルシ「うるさい…ハデスがいなくなった今
俺は好転なんだよ」

ゼウス「友が死んだんだぞ！
俺とハデスそしてお前…
すべての始まりは一緒だったはずだ！」

ルシ「…お前それあれか…
銀○か」

ゼウス「いや、違うわ！？
…んんっ…とにかくだ…
神様が恋でここまでやられるものなのか…」

ルシ「俺は別にハデスが死ぬなんてことは予想だにしてなかったさ
でも、あいつがいない今、ミルカーナに寄り添うやつはいない
可哀そうだとは思わないのか…」

ゼウス「心配するなミルカーナは思ったより元気だ」

ルシ「…は？」

ゼウス「まぁそれも上辺だけの笑顔だと思うがな…」

ルシ「…ゼウス、悪いが俺も時間がないんでね…」

ゼウス「っ！付け根が黒い…！」

ルシ「俺はもう堕ちかけてる
こうして話せるのも今のうちだな…
魔界に魔王がいなくなった今
悪魔たちは大騒ぎさ」

ゼウス「ルシファー…お前まさか…」

ルシ「…俺が堕ちたら天界を全力で守れよ？
俺は力が強いから上にいたが
それが一気に敵の勢力になる…
お前はこれがどういうことか…わかるよな？」

ゼウス「…ルシファー…」

ルシ「正直言って、恋だのなんだのなければ…
今頃は三人仲良くできた…かもな」

ゼウス「…もう過去は戻せないんだ…」

ルシ「…ノルンのことか」

ゼウス「あいつも天界をも巻き込んだ騒ぎの元凶だったな…」

ルシ「もうあいつはいないけどな…
神は死なないのになぁ」

ゼウス「いや、死ぬものだ
心が死ぬか…力を使い果たし永遠に眠るか…」

ルシ「なるほどな…
いい勉強になった！
またなゼウス」

ゼウス「…お前はどっちで死ぬんだ？
…ルシファー」