第165話 アマテラス ページ19
ミル「…ハデス…」
ミルカーナとハデスはあれから連れて行かれて
牢獄へと入れられてしまった
ハデスとは同じ部屋だ
あ「…ミルカーナ…」
ハデス「ミルカーナ けがはないかい!?」
ミル「っ…ええ 大丈夫」
ハデス「にしても…アマテラスとゼウスめ…
僕らのことを…」
ミル「ハデス あなた…」
ハデス「ハハハ…ごめんね ミルカーナ
君の前では強く居たかったんだ」
ミル「いいよ 気にしないで
それより…これからどうなるんだろうね…」
ハデス「そんなに重い罪なのかな…
僕たちって…」
ミル「…」
ハデス「住む世界が違っても、天界と魔界でも関係ない
それなのに…」
?「それこそが、禁忌なのよ ハデス」
ハデス「アマテラス…」
ミル「アマちゃん…ごめんね 私…」
アマ「…万物の力というものは、使い方を間違えれば
とんでもないことになる…
どうして物に力を込めてはいけないか…
知ってる?」
ハデスは少し顔を伏せてしまった
アマテラスと言われた金色の髪飾りを付けた
黒髪の女性は椅子に腰を掛けて
ミルカーナたちがいる牢屋へと向いた
アマ「物は量産できる
力は拡散して、大量に使われる…
万物の力だとすれば尚更、危険なのよ」
ミル「万物の力は悪いことにも使える…
なんでも使えるから…でしょ?」
アマ「一つ聞かせてくれる?
どうして物…いや、珠に力を込めたの?」
確かに一理ある
物に込められるのなら、どうして珠なのか
物はいっぱいあるのに…
自分が何をしたのか目的が分からないともどかしい
ミル「ハデスと出会った時、彼は怪我をしていたの
それがはじまり…
彼は魔界の魔王でありながら、人間が好きだった
そして、私と彼は決心した
物に力を込めたら、人々の役に立てるのではないかと…
すべては、人間たちのためだったの…」
アマ「そう…でも、許されることではないわ
私個人の考えは悪いことじゃないと思う
でも、天界の掟であって、ゼウスが許さない…」
?「俺がなんだというんだ?」
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