赤井刑事

どこにも行かないで ページ50

赤井Aside

ピッ

ピッ

ピッ

ピッ

ただ聞こえる機械の音…
だから危険な事はしないでって言ったのに、バカ。俺は…私はこれ以上失いたくないの……失っては行けないのよ…父さんが待ってるのよ……

A「真純……」

A「どこにも行かないで…」

A「秀一兄さん……秀吉兄さん……」

ｶﾞﾗｶﾞﾗと扉が開く音がする……

「なんて顔をしているんだ」

A「沖矢昴……いや赤井秀一」

秀一「真純は死んだ訳では無い」

A「……」

秀一「お前寝ずにずっと居るだろ」

A「うん」

秀一「コーヒー買ってやるから来い」

A「秀一兄さん……」ｷﾞｭ

A「私どうしたらいいの？」

秀一「ぁ……」

秀一「A、お前は犯人を許すな、必ず捕まえろ」

A「うん……」

秀一「仇をうて」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

A「あっ……」



蘭「こんにちは……」

A「あぁ蘭さんに園子さん」

A「ありがとう…」

園子「世良さんがいなかったら、ガキんちょ危なかったし」

A「この子はほんとに私の誇りだよ」

A「私は仕事に戻らないと」

蘭「泣きたい時は…泣いてください」

A「え？」

蘭「いやっその……」

A「ありがとう」

松田「A、大丈夫か」

A「えぇ」

A「真純…仇討ち任せなさい」

松田「行くぞ」

A「うん」

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