ソウルメイト (ページ4)

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ある夜

ふっかさんとBARで
並んで飲んどって

そこから見える景色が
The都会！で

「東京におるねんなぁ。。
ちょっとは
溶け込んできとるんかなぁ、僕も。」

ポロッと出てしもた言葉に
ハッとして

隣のふっかさんを見ると

「こーじは、こーじだろ。
無理すんな。」

正面を向いたまんまで
ドリンクを口に運ぶ
ふっかさんの横顔に

「かっこええなぁ、ふっかさん。
ありがとうな。。」

そう言うたら
ポロッと涙が零れてもうて

それから
しばらく涙が止まらんように
なってもうた。

「泣けるだけ泣いとけ。」

ふっかさんが
そんなこと言うから

我慢しとったもんが
大きすぎたんか

次から次へと溢れてきて
止まらへん。

誹謗中傷も

彼への気持ちも

一緒に
流れてまえばええのに。

少し落ち着いた頃に

「なぁ、こーじぃ？」

「俺じゃ、ダメか？」

今度は僕の
ぐしゃぐしゃになった顔を
見つめながら

真剣な眼差しで
言うてきた。

「…ふっかさん？？」

ボッーとした頭では
理解出来んくて

「どーいう意味なん？」

て言い切る前に
言葉を遮られた。

ふっかさんの
唇に。