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僕ら以外にもう1人の
新規メンバーが
ラウール。
めちゃくちゃ若くて
ピュアで可愛くて
この子を全力で守らなあかんから
僕もしっかりしやんとな〜
そう思っとった矢先に
ある事件があったんよ。
ある日
ラウが散歩中に
ファンからストーカーされ、
暴行未遂事件ギリギリの所まで
発展してもうた。
その日からラウは
怖くて1人で出歩けなくなって
付き添って
精神的なケアをしたのは
僕の大好きな
彼やった。
彼は優しいから
僕の事も気にして
「大丈夫?」と
頻繁に声を掛けてくれたけど
ラウより
僕の方が随分大人やし
素直に気持ちを伝えることが
出来んかった。
痩せていく僕に気がついて
食事に誘ってくれたんが
ふっかさん、
やった。
「こーじぃ〜!
メシ行くぞ〜」
半ば強引に
僕を引っ張って
ご飯に連れて行ってくれた。
買い物にも付き合ってくれたし
精神的に追い詰められていた僕の
カウンセリングにも
付き添ってくれた。
ふっかさんとの距離が近づくにつれ
彼との距離は離れてった。
段々ふっかさんとおるんが
当たり前になって
いざ彼と話す時は
緊張して
笑顔がぎこちなくなってたんやと
思う。
好きやのに
気持ちはあの時と
変わらんのに
ふっかさんとおる方が
心地ええんよ、最近。
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作者名:ななな | 作成日時:2022年6月15日 1時