ソウルメイト (ページ2)

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皆には

おめでとう！
言うたけど
心は悲鳴をあげとった。

めちゃくちゃ泣いたし
本気で辞めようとも考えた。

けど
僕のことを信じて応援してくれてる
ファンの子達の気持ちを考えたら

途中で放り投げて
自暴自棄になってまうのは
身勝手やし

ファンの子達を
裏切ることは出来んかった。

もがいて
自分が出来るだけのことはしよう！
と決意してからは

頑張ってアピールしたよ。

既存のグループに入らないか？
と声を掛けてもらったときは

できるできんやなくて

受け入れてくれるのなら
死に物狂いで
ついて行こうって
決めた。

そして、

今は

9人グループの一員として
活動しとる。

1番驚いたんは

彼も

同じグループに
新規メンバーの1人として
加入してきたこと。

既存のグループに加入することは
考えていたより
簡単なことやなくて

関西と関東の違いもあって

空回りの日々やった。

大好きな家族とも離れ
慣れない東京暮らし。

暫くはホテル暮らしやったこともあって

ゆっくり心も体も
休めることがでけへんかった。

舞台中なこともあって
僕は
どんどん痩せていった。

彼も僕と同じくらい
辛かったはずやのに

毎回
ホテルまで送ってくれて

「おやすみ、また明日」

そう言って笑顔で手を振ってくれたから

僕は
明日までまた頑張ろうって
思えたんや。

彼は
僕の命を繋ぎ止めて
踏ん張らせてくれた恩人でもあるし

あんときと変わらず
大好きな人や。