古畑中学生

１０話 ページ11

古畑『周辺は探してみたんですか？』


蒲郡『えぇ。見た人がいないか…

聞いて回ったんですけど…

誰も…』


古畑『一応、その猫の特徴伺っておいて』



向島『うん。…猫のタマちゃんの特徴聞かせてもらえますか？』


A『ささいなことでも結構ですので』



蒲郡『あのぉ…

タマは猫ではありません…』


向島『え？』


A『まさかの…犬(・ェ・｀U)…とか…？

って、無いかぁっ-w-w』


蒲郡『犬です』


A『当たった…』


向島『犬で…タマ…』


蒲郡『捨て犬だったのをたまたま拾ったのでタマと…』


３人『(苦笑)』


＊・＊


蒲郡『この道を…タマを追いかけてきたんです…』


A『蒲郡さんは、


どちらにお住まいになってるんですか？』


蒲郡『あそこに…』


A『案外、近いんですね』



向島『それで、犬のタマちゃんを

見失ったのは…』


蒲郡『ここです…』


古畑『(しゃがむ)』


蒲郡『…あのぅ…

私は役場に戻らなくてはならないので…』



向島『なんとか見つけるように努力します！』



蒲郡『あ…お願いします…

じゃあ…』


古畑『蒲郡さん！』


蒲郡『はい…』


古畑『ご結婚されていますか？』


蒲郡『はい…』


古畑『奥さんはタマを可愛がっていましたか？』


蒲郡『それはもう…』


古畑『ありがとうございます(^^)』


蒲郡『失礼します…』ｽﾀｽﾀ


向島『今のは？』


古畑『…』


別れ道になっている。


A『どっちに逃げたか…かぁ…』


古畑『こっちの道は舗装されていないから、昨日の雨でぬかるんでいる。

動物の足跡が一切ついていない…

こっちじゃない…』


向島『なるほど！』


＊＊＊


A『河上…河下…』


向島『僕は河上のような気がするな！』


A『勘でってこと？』



向島『うん！』


古畑『向島くん…ちょっと登ってくれる？(木)』


向島『え!?』


古畑『何かわかるかもしれない…』


向島『僕が？』


古畑『早く！』


A『私…登ろっか？』


向島『え？』



A『向島君…運動オンチそうだから…

すぐ落ちそうって感じだし…』


向島『地味に…傷つく…』


古畑『いいよ。

A、自分の今の格好知ってる？』


A『へ？』


古畑『スカート』


A『あ…///そういうことか…/』


古畑『っていうのとで、向島くん早く！』

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