・ ページ17
.
『はいはい、すみませんって。
で？悩み事ってこの呪霊玉のことですか？』
五「さっすが桜！察しがいいね〜！」
そりゃ、ここまで不自然に机の真ん中にコトン、と置かれていたらなんかあることは明白でしょうよ。
と、そんな中で夏油は意を決したように口を開いた。
夏「・・・・・私の経験上、この呪霊はね、」
ゴクリ、と唾を飲み込む音がやけに響く。
夏「クッッッッッッッソ不味いんだ！！！」
『・・・・・はぁ、』
もう帰って良いかな。
夏「いや、普段のやつも不味いんだよ。
でも今回のやつはさらに不味いというか、なんか苦くて酸っぱいのも感じるって言うか、、、人間が食しちゃいけない味って言うか、、、。」
夏「・・・・・なんでこんなに大きいのかな、。」
『小さくしたいんだ。』
家「そうやって3時間くらいうだうだしてるから余計に覚悟が決まんないんだろ。」
・・・・・て、いうか、。
『私、常々思ってたんですけど。
舌か呪霊玉に結界張れば味感じませんよね。』
夏「・・・・・え」
『だって舌についてるこのツブツブ、
だから味蕾に触れなければ、口の中であろうと味は感じないはずですよ。』
確か食道にも味蕾はついてるらしいし、呪霊玉を覆っちゃう方が確実に味は感じなくなるだろうからそっちの方がいいかな。
思っていたことを伝えると、夏油はふるふると震えていた。
夏「で、でも、結界は、、、」
『あぁ、結界じゃなくても大丈夫でしょ。
自分の呪力で覆えばいいんじゃ？別に自分の呪力なんだから体への害はないでしょうし。』
要は呪力のオブラートで呪霊玉を包む、っていうことだ。
家「おー。」
五「へぇ。ていうか、なんで桜知ってんの？？？」
『前に味蕾のことをテレビで見たんですよ。んで、興味が湧いたんで自分で詳しく調べました。』
五「優等生の鑑じゃん。」
家「やっぱこういう子が名門大学に入るんだな、、、。」
『別に名門大学だからと言って不真面目な奴が居ないことは無いですよ。』
私の親友も寝坊しすぎて、いくつかの単位がやばいらしい。
・・・・・自業自得すぎすよね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 294人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kanayamamoto112(プロフ) - 作者さんリクエストありがとうございます。凄く面白かったです。続き楽しみです。 (1月4日 20時) (
レス) id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
R - うわぁ〜！！！続き楽しみすぎます！ (1月4日 19時) (レス) id: d3946a8e90 (このIDを非表示/違反報告)
kanayamamoto112(プロフ) - リクエストを聞いていただきありがとうございます。KATーTUN上田さんとのお話とクリスマスのお話面白かったです。更新頑張ってください。 (12月29日 19時) (レス) id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
ねこさく @非ログアカ - kanayamamoto112さん» うぅ… 申し訳ございませんが、作者が「うたプリ、って何？ゲーム？ライブとかあるん？」ていう状態なので残念ですがお断りさせていただきます…🙇 もちろん、作者の書けそうなものの場合はお引き受けしますのでこれからもお願いします！ (12月29日 15時) (レス) id: bbaadc5f21 (このIDを非表示/違反報告)
kanayamamoto112(プロフ) - 作者さんリクエストなんですけどヒロインちゃんがリベンジのためにメンバーを巻き込んでスタッフかお客さんに変装してうたプリのLIVEに潜入するが最終的に宮野さんに気づかれたことでリベンジを失敗するが見たいです。 (12月28日 23時) (レス) id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ねこさく | 作成日時：2023年12月21日 14時
