星が散った夜。 (ページ19)

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サートゥヌルスページ19

(・・・・・お久しぶりです。 by作者)

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星 side

「な、んでお前がいんだよ、」

黒田「・・・・・当主様のご命令です。
【星を回収してこい】とのことですので、お迎えに参りました。」

意味わからない。
兄様がいるだろ、？なんで僕が呼ばれるんだ？

黒田「・・・・・はぁ。相変わらず、物分かりが悪いようで。
天様が特級任務により行方不明。先日、死亡が確認されたようですよ。」

「は、、、？」

冗談も大概にしろ、。そう言いたい。
でも黒田はそんなことは言わない。だってこいつは自分の利益となることしか動かないから。

黒田「・・・・・当主様からの伝言です。
“お前如きでも使えなくはない。せいぜい我ら満月家の役に立つんだな”と。」

腹が立つ。
反吐が出る。
虫唾が走る。

どんなにこっちが不快でも、でも、向こうの言うことは正しいから逆らえないんだ。
僕は“役立たず”だから。

・・・・・今までの僕だったら、黒田について行ったと思う。
でも今は違う。

大切が、大好きな人がいるから。

絶対に、行くもんか。

黒田「手荒な真似はしたくなかったのですが、、、。
“役立たず”如きが言うことも聞けないのなら、凄惨たる教育を差し上げましょうか」

僕の反発に気がついたのか、黒田は構えた。

「ｯ、！」

僕は来るであろう衝撃を、結界を張って(・・・・・・)備えた。

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・・・・・10秒、20秒、
どれだけ経っても、覚悟した衝撃は襲ってこなかった。

『ﾊｯﾊｯ、～～～！！！ｯ星！』

大好きな人が、僕の名前を呼ぶ。

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サートゥヌルス → 土星。太陽系の惑星の中で2番目に大きい。