“姫” というより “女王” ページ48
深澤 side
『ねぇ、聞いてる?』
なぜこうなったんだ、、、。
〜〜〜〜〜
ときは遡ること数十分前。
俺らは全員でヤムヤムの衣装確認をしていた。
ちょっと前に採寸とかサイズ調整はしてたから、今回は本当に最終確認だったんだよね。
で、みんなで衣装の見せ合いっこしてる最中に、事は起こった。
バァン!!!!!
すんごい音を立てて更衣室のドアが開いたと思ったら、
無表情の姫がこっちを、、、正確にはなべ・舘さん・照を睨んでいた。
向「桜!ものは大切にしぃや!」
『、ねぇ。』
康二が注意しても聞こえていないのか無視。
そしてそのものすごい殺気を醸し出す中、桜は口を開いた。
『、私の衣装勝手に変えた奴、出てこいよ。』
・・・・・え???
『聞こえてる?このあいだの衣装合わせのときと衣装変わってんだけど。
どうせ3人あたりでしょ。名乗って出て来るなら罪軽くしてやってもいいけど。』
さっき睨んでいた3人を見てみると、ものすご〜ぉく気まずそうな顔していた。
岩「・・・はい。」
舘「、やりました。」
渡「す、すみませんっした、。」
3人は桜の重圧に耐えきれなくなったのか白状。
桜はそんな3人を一瞥して、楽屋の椅子に足を組んで座った。
『じゃぁ、ちょっと話そっか。』
急に笑顔になってそう言い放った彼女は、俺が人生で見た中で1番怖かった、、、。
〜〜〜〜〜
それからさらに数十分。
椅子に足を組んで座る姫と、そんな姫の前で正座中の3人。
『ねぇ、なんで直前で変えるわけ?迷惑なんだよね。』
『あれ気に入ってたんだけどなぁ。甘辛ミックスって感じで。』
『てか衣装さんにも迷惑かけるって普通に考えりゃわかるでしょ?何年この業界にいんの?』
とまぁ、くどくどくどくど。くどくどくどくど。
もはや照たちが可哀想になるレベルで同じことを繰り返されている。
・・・・・でも、そんな状況でも誰も何も動けないのは。
圧倒的なほどに、
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kanayamamoto112(プロフ) - 作者さんヒロインちゃんの男装リクエストとヒロインちゃんの身体能力ドッキリリクエストありがとうございます。男装ではヒロインちゃんの格好良さが身体能力ではヒロインちゃんの凄さが分かって面白かったです。テスト頑張ってください。体調には気をつけてください。 (6月1日 21時) (レス) id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
kanayamamoto112(プロフ) - リクエスト2つのうち1つありがとうございました。面白かったです。 (5月11日 16時) (レス) id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
kanayamamoto112(プロフ) - 楽しみに待ってます。 (5月6日 16時) (レス) @page7 id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
ねこさく(プロフ) - りんごチョコポップコーンさん» コメありがとうございます!ご期待に添えるように頑張りますのでこれからも楽しんでください〜! (5月6日 11時) (レス) id: f692ce80b7 (このIDを非表示/違反報告)
ねこさく(プロフ) - kanayamamoto112さん» お久しぶりです、ありがとうございます!ちょっと前に頂いたリクエスト2つも今作で消化しますので待っていてください! (5月6日 11時) (レス) id: f692ce80b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねこさく x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/EOAUAOI4101/
作成日時:2023年5月3日 7時