いるのなら助けてよ･････

3、閻魔視点 ページ5

学校に来て、俺の席の前に座っている女子に挨拶した

髪は綺麗だし、スタイルもいい･･･

こっちを振り向いて〔ん。〕とだけいうと一時間目の準備をし始めた

(目、細！、見えてんのか？)

その女子は可愛いとは言えないけど、それでも他の女子達のように裏のどす黒い陰が無いように見える

だけど、心を閉ざし、自分を封じ込めている･･･
そんな気もした



心に大きな闇を抱えているような･･････

不思議なヤツだ･････



＼放課後／

俺は、入る部活を決めるために見て回っている

でも、なるべく早く帰らなくてはいけないのでパソコン部か美術部、といわれた

この２つの部活は他より約３０分早く帰るらしい

パソコン部はいやだ･････

パソコンとにらめっこなんてごめんだな


残る美術部の一年生は別の教室で家庭科の手伝いをしているらしい

アハハハハハハハハ

すっごい笑い声だな･････

･･･････でも楽しそうだ

谷塚先生：「こらみなさん、楽しいのはいい事ですが声が大きいですよ。」

一年生：「はーーーイ。」

閻魔：『あっ･････････』

あの女子がいた･････美術部･･･なのか･････

藺：「でね、そこでレミ○アがね････｣
A：「アハハハ！それ、今度見てみよ！」ﾆｺｯ

閻魔：『!!!』

笑った･････?

教室では表情一つ変えない癖に･････


笑ったほうが可愛いと思うけどさ･･･････


なんか、悔しいな････俺に向かっては笑ってくれねーんだもん････

閻魔：『先生、俺美術部入ります。』
谷塚先生：「本当！？」
閻魔：『はい。』




あいつに、笑ってほしい･･････

心を開いてほしい･････

ただ、それだけだ････････






だけど、どうしてこう思うんだ？





続く。

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