今日:5 hit、昨日:6 hit、合計:20,549 hit
小｜中｜大
Afterstory ページ25
あれから、どのくらいの時が経ったのだろうか。
ただ流れてゆく歳月に置いていかれる僕。
街並みが変わっても、僕は寂しくなれば君が眠る場所へ行き
君の好きだった薔薇を置いた。
ねえA、君は今どこで何をしているの？
僕だけ1人取り残されたままなんだ。
そんな話を毎回して。
今年も、君の元にバラを持っていくからね。
僕は雨が降る夜、君のことを思いながら街を歩いた。
「こんな所に、花屋ができたんだ…」
僕達の出会いも、花屋だったね。
僕はバラを買うために店に入る。
今年は何色にしようか。
『いらっしゃいませ』
その声に、僕はハッとした
何年経っても、何十年経っても忘れない、忘れることのできない声。
「……Aッ………」
『……また、会えましたね』
fin.
_____________________________________________
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 79人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ELFchan107 | 作成日時：2022年2月12日 3時
