The reason why it's my favorite (ページ17)

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酷く苦しみたいこの運命の中でページ17

Aの家の前に着いた。

やっと、電話に出てくれたと思ったのに

君の口からは『ごめんなさい』なんて。

最後に出た電話の向こうの
君の声があまりに辛かった。

君に寂しい思いをさせてしまうと分かっていても
僕はこのまま君を離したくなかった、

「Aっ！」

『ジョン…ウ…』

目を真っ赤にしたAが出てきた。
ごめん、君を泣かせてしまったよね。

Aの部屋には、沢山泣いたのだろう、ティッシュが山になっていて、胸が苦しくなった。

僕は君を力いっぱいに抱きしめた

「ごめん…。僕はAといる事で寂しい思いをさせちゃう事も我慢させちゃうことも、全部ごめん。君を自由にしたほうがいいって何度も考えた。だけど…

だけど…君が1番好きだ。だから…本当にごめん…自分勝手だってわかってるけど…僕のそばにいてほしい」

「いなくなったりしないで永遠に僕の胸に咲いていてよ」

僕は君のために準備したネックレスをつけてあげた。

「いつでも、永遠に君のそばにいるから」

僕の告白に、Aは僕の胸に抱かれてたくさんの涙を流している。

「僕たち、この不幸の中で永遠に一緒にいよう」

僕にはもう、Aがいない人生なんて考えられない

「愛してるよ」

僕は、君がもしかしてでも消えたりしないかと
ぎゅっと力強く抱きしめた。

『ジョンウ……ッ…私も…ジョンウじゃないとダメみたい。

貴方といられるなら、どんな不幸でも受け入れる。だから…私から離れないで』

僕達戻れないところまで来てしまったんだね。

落ちるところまで落ちてみようか…？

「A、愛してる…絶対に君を離さない…」

『ッ……ジョン…ウッ……』

息もできないくらい、君にキスをする

僕のありったけの愛情が全部全部、伝わればいい

苦しいくらいに、こんなにも君を愛しているということを

力の入らなくなった君の体を抱えて
ベットへと優しくおろして

『ジョンウ…ッ…大好きよ…』

僕達はお互いに愛を確かめ合った

これからは僕たちの時間はともに流れていく。

これで全て良くなったと思った。