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あれは完全に怒ってるというより
冷めた目をしていた
私、なんかしたっけ
ジェノは私の手を引いて反対方向に歩き出した
「ジェノ、ロンちゃん…」
JN「ん？」
「私に気づいたはずなのに…無視されちゃった」
JN「とりあえず、うち帰ろうか？」
帰り道もロンちゃんのあの冷たい目が忘れられなくて色々考えた。だって今までロンちゃんがあんな目で私を見たことがなかったから。
JN「Aおいで」
ジェノの足の間に座るとぎゅっと抱きしめてくれた
JN「傷つかないで聞いて欲しいんだけど、ロンジュン、Aが仕事辞めたの知ってたみたいなんだよね」
「え、そうなの？」
JN「うん。ほら…Aの職場にいるヤンヤンって人いるでしょ？ロンジュンの知り合いみたいで…」
「全然知らなかった」
JN「それで、怒ってるみたいなんだよね。仕事は辞めるなって言ったのにって。なんの相談もなかったのが嫌だったみたい。」
そんな、、確かに仕事は辞めないって言っちゃったしロンちゃんに何も言わなかった…
「私、ロンちゃんに謝らなきゃ」
JN「待って。それがね…かなり怒ってるみたいで。それと今日隣にいた女の人ロンジュンの彼女なんだよ。黙っててって言われたんだけどさ」
ロンちゃんに彼女？
JN「それで……その…そんなこと言いたくないけど…」
「ジェノ、言って？」
JN「彼女もできたから距離置きたいって…だから最近連絡来ないでしょ？」
「たし、、かに来てない…」
JN「ごめんね、聴きたくなかったよね」
ロンちゃん、彼女できたんだ。
そりゃ、今まで散々心配かけておいて仕事辞めたことも黙ってて、呆れるよね
「ジェノっ…私…っ」
JN「大丈夫だよ、Aのそばには僕がいる。僕は絶対に離れたりしないから」
ジェノに抱きしめられながら涙が止まらなかった
ロンちゃんを傷つけてしまったこと
ロンちゃんに見放されてしまったこと
JN「仕事のことは僕からロンジュンに上手く言うし、せっかく買ったプレゼントも僕から渡しとくから、ね？」
JN「辛いかもしれないけど、ロンジュンもようやくできた彼女だしそっとしてあげよう？きっとそのうち怒りも治るって」
やっぱり私にはジェノしかいないのかな
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作者名：ELFchan107 | 作成日時：2023年7月27日 3時
