RENJUN ページ35
今日はAを外に呼び出した。
定期的に呼ばないと…どうなってるかわからなくて怖かったから。
それに、俺だって会いたいし
A「ロンちゃん！」
「なんか…痩せた？」
A「最近仕事忙しいからかな…？痩せたならラッキー♪」
仕事か、ならよかった
話を聞いてると、Aにも後輩ができて抑えるのは大変だけどやりがいがあるって、嬉しそうに話してるからちょっと安心した
A「そういえば…同窓会どうだった？」
「あー、楽しかったよ。Aの友達も来てたのに。先生も歳取ってたな〜」
A「そっか…」
「てか、欠席の連絡もしなかったのか？幹事が連絡取れないって言ってたけど」
A「あー、消しちゃった。ジェノとロンちゃんと職場の人しか連絡先ないんだよね、男の人の」
「はあ？マジで言ってんの？」
A「うん。ジェノがよく思わないから」
「お前らさ…ちょっとやばいよ」
ほんとはちょっとどころじゃないけど
「いい大人がそんなこと言うか？いくらなんでも」
A「でも…正直他の男の人と連絡取らないし、ジェノに嫌な思いさせたくないし…大丈夫だよロンちゃんは消さないもん」
「そういう問題じゃなくてよ…」
重くて嫌われるかも、なんて言ってたけどそれ以上にジェノがヤバい。
「いい？Aも嫌なことは嫌って言えよ？
何でもかんでもジェノの言うこと聞けばいいって訳じゃないし、お前の意思をちゃんと持てよ」
A「…怒ってる？」
「…ごめん、そんなつもりじゃ」
Aがちょっと怯えたような顔するから、、
普段他の人たちの前ではすぐキレるけど、Aの前では怒らないようにしてたのに
A「ロンちゃん、私幸せだから大丈夫だよ？心配しないで」
「仕事は辞めんなよ、」
A「やめないよ？なんかさー、やっぱり定期的にロンちゃんに会うと安心する。居心地がいいって言うか、懐かしい？みたいな？笑」
「俺がいないとダメじゃん」
A「ダメじゃないもん！笑 ロンちゃんこそ私がいないとダメなんじゃない？笑」
無邪気な笑顔を、そばで見られるのはなんで俺じゃないんだろうな
「ダメ…かもな」
A「え？」
「って言うとでも思ったかバーカ」
A「バカはひどい！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 256人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ELFchan107 | 作成日時：2023年7月27日 3時
