Dive into you (ページ29)

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RENJUN ページ29

"私、ジェノくんと付き合うことになったよ"

まぁ、予想はしてたことだけどやっぱり傷つくっちゃ傷ついた

どうせ時間が経てばまたロンちゃんって泣きついてくる。

心のどこかでそう思っている、というか思うようにしてる

今までみたいにAの家に行くことも控えた。用があって行くと必ずと言って良いほどジェノもいるし。

てか、付き合ってまもないのにいっつも2人一緒にいんのな。

その調子だとまたすぐ重いとか思われないか？

今日はたまたま、用があってAの家に来たけど珍しくジェノがいなかった。

A「これでロンちゃんも安心して恋愛できるね〜」

「俺の心配は結構、自分の心配しろよ」

安心なんかできるかっての。

A「あ、そうだ。今日2人であってることジェノには内緒はしてね？」

「内緒？俺たちの関係なのに？」

A「うん。やっぱり男の人と2人ってのはジェノでも良い気しないと思うし…ジェノすごく寂しそうな顔するからさ」

「そ。ずいぶん彼氏想いなんだな」

A「ジェノ、本当に私の王子様かも。私のこと全て受け入れてくれるし私もなんか、尽くしたくなっちゃう」

「王子様ねえ。」

俺はお前の全てを受け入れてたつもりなんだけどな。

本当に、Aにとって幼馴染でしかないんだって、辛くなった。