Dive into you (ページ3)

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RENJUN ページ3

「おい、起きろー、」

ドラマ見終わるといつのまにかソファでぐーすか寝てるA

はぁ、せめて風呂は入れよな。

「おい、寝るなら風呂入れって、明日後悔すんぞー」

A「うー…連れてってぇ…」

「連れてけるかバカ！」

いくら幼馴染でもできないことはある。

「本当に世話が焼けるやつ…」

ロンちゃんだって彼女いないくせに！とか言ってたけど、あえてだなんて口が裂けても言えない
こいつの事世話できるの俺しかいないっしょ。
てか俺以外許さないし

確かに、Aは依存体質だ。
Aは父親を亡くしてからより依存体質が強くなったし精神的にも不安定になることが増えた。

Aに彼氏ができたって言われるたびに
悔しかったし、重いってフラれるたびに
やっぱり俺じゃないとダメなんだなって思った

でも、Aの目に俺は「幼馴染」としか映ってない。さっきだって「こっちからお断り！」とか言われちゃったしな。

俺がAに気持ちを伝えて、この関係が終わるくらいなら

どうせすぐ別れるし、彼氏ができたくらい耐えてやろうって。どうせ俺に泣きついてくるんだからって思ってる。

「なぁ、俺帰るよ明日も仕事だし」

起きてるのか寝てるのかわからないAに言った

カバンを持って玄関に向かおうとすると、スーツを引っ張られた

A「ロンちゃん…行かないで…」

今日、ダメな日なのかな

結局俺も甘いから、世話してやるとか言って
嬉しい気持ちを隠して

「わーったよ。泊まるから。俺の下着あったよな？」

Aのそばにいることを選んじゃうんだ。