Dive into you (ページ1)

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はあ。疲れた。

仕事終わり、人でいっぱいの電車に揺られながら家に帰る。

今日の夕飯、どうしよっかなぁ。
最寄りに着いたらスーパー寄って、帰ったら
洗濯物畳んで…やることが多くて目回りそう。

社会人とはこんな毎日の繰り返しだ
この先もずっとこんな生活を続けていくと思うと気が狂いそう

やっとの思いで最寄り駅に着いて、数日分の食料をスーパーで調達してると、携帯の通知音。

RJ 【実家からいろいろ貰ったから今日そっち行く】

うわあ、助かる…今日料理しなくていいかも？

【助かります。今スーパーだからあと少しで帰る】

RJ 【おかずあるからこれ食お、楽っしょ】

最高…！ありがとうロンちゃんママ…泣

幼馴染のロンジュン。家も近くて、両親も仲よくて、物心つく前から私はロンちゃんと一緒だった。

高校まで一緒で、大学は別なところに進学、
社会人になりお互い一人暮らしを始めるも
なぜかロンちゃんは私の家の近くに引っ越してきた。

つまり彼は、私のことを何でも知っていて
男だからとか女だからとか、そんなの関係ない
お互いに心を許し、家族のような存在。

RJ「お前さあ！鍵かけとけってば！」

「とか言いながら勝手に入ってきてるじゃん」

RJ「俺だからいいけど、知らないやつ入ってきたらどーすんだよ」

ロンちゃんは、可愛い顔してすぐ怒るの。
口は悪いし、何かと心配性だし。

RJ「これ、母さんがAにもって。こんな大量のおかず…」

「ほんとーに助かりますロンちゃんママ🥲正直、もう疲れすぎて料理する気なかった」

RJ「ならちょうどよかったな。俺も食ってくわ」

大人になった今も、何かと私の面倒を見てくれるロンちゃん。
酔いすぎた時は迎えに来てくれるし、仕事で嫌なことがあった時は話を聞いてくれるし、
何かと助けられることが多くて…ついつい甘えちゃうんだ。