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ユグノア城跡に着くと、あまりの酷い有様に、ユグノアの結末を知らなかった四人は立ち止まってしまった。

「ここがイレブンちゃんとレイちゃんの故郷ユグノア王国ね。ウワサでは聞いていたけど…酷い有様。」

「16年前、世界一の歴史を誇る我が国ユグノア王国は…魔物の大軍勢に襲われて一晩で滅びた…。」

レイはそう言いながら、その出来事が昨日のことのようにフラッシュバックしてきていた。
魔物達に襲われ、自分達を守ろうとしてくれた両親。
そして、イレブンを生かす為にと逃げた道で離れたマルティナ。

「ユグノア王や王妃、そして偶然訪れていたデルカダールの王女様も魔物に殺されたと聞いているわ。」

「そう、私のお父様とお母様。」

シルビアとレイはイレブンにもわかりやすくそう伝えた。
レイの言葉に、イレブンはそっと目を閉じた。
悲しく思おうにも、出会った時のことすら覚えていないイレブンにとっては少し複雑な心境だった。

「にしても、仮面武闘会で戦ったあの爺さんと女武闘家はどこにいるんだ?呼びつけておきながらもったいぶりやがって。」

カミュのその言葉にベロニカは軽く当たりを見渡し、奥の方に篝火を見つけた。

「あっ!奥の方に篝火が見えるわ!もしかしたらあそこにいるんじゃない?ちょっと行ってみましょう!」

(お爺さんと女武闘家…、おじいちゃんとマルティナだといいんだけど。)

悲惨なユグノア王国の姿を見て、みんなの雰囲気は重苦しくなっていた中、レイは一人淡い期待を胸に篝火の方に向かった。

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きょちゃちゃ - めっちゃ!面白い!です!← ドラクエ11全クリしたので展開は知ってるんですが...これからどうなるのか楽しみです...! (2022年11月21日 19時) (レス) @page14 id: a2b9d0ac16 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひじり若葉 | 作成日時:2022年7月7日 8時

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