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翌朝、目を覚ましたレイ達は身支度を済ませて闘技場へ向かった。
なにやら、昨日お預けになった表彰式をやるのだとか。

闘技場に行くと、イレブンのペアであったオレンジのバンダナをつけている人がエキシビジョンマッチをするとか言ってイレブンと戦う事になったが、イレブンはあっという間に彼を倒し、イレブンがチャンピオンとなった。
このまま景品を受け取るんだ…と、そう思っていたのだがその景品はロウによって盗まれたようだった。
しかも、そのロウはユグノア城跡にいるとか。

(ロウ、ユグノア……。確か私のおじいちゃんも同じ名前だったような。)

だとするならば、ユグノア城跡にあった墓石も祖父が作ったものかもしれない。

(でも、もしおじいちゃんが生きているならあの紫の髪の女性は本当にマルティナかもしれない!)

憶測ではあるが、それでもマルティナが生きているかもしれないということに嬉しさを隠せずにいた。

「レイ…どうした?」

「私の知ってる人かもしれない。」

「それなら、早く行こうぜ。虹色の枝も気になるしな。」

「うん。」

レイ達はイレブンと合流し、直ぐにユグノア城跡に向かう為グロッタの街を後にした。

「姉さん、なんだか嬉しそうだね?」

レイの機嫌の良さにイレブンも気づいたようで、イレブン自身も少し微笑みながら声を掛けた。

「イレブンは赤ちゃんだったから覚えてないかもしれないけど…、私の知ってる人かもしれないの。」

「知ってる人…、あのお爺さん?」

「お爺さんもだし、女性の方も。」

「そうなんだ。もし知ってる人だったら、どんな人だったか教えてね。」

「勿論。」

レイの知っている人という言葉に、微かだがイレブンも嬉しそうにしていた。
ユグノア城跡に行く…、ということで二人以外は少し心配な雰囲気があったが、この様子を見て四人もどこか安心したような、そんな表情を浮かべていたのだった。

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きょちゃちゃ - めっちゃ!面白い!です!← ドラクエ11全クリしたので展開は知ってるんですが...これからどうなるのか楽しみです...! (2022年11月21日 19時) (レス) @page14 id: a2b9d0ac16 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひじり若葉 | 作成日時:2022年7月7日 8時

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