週明け ページ3
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週明けの月曜日。
渋谷さんと会うのはあれ以来で、
どんな顔をしていいかわからない。
普通に挨拶を交わせばいいのか、
こないだはどうもって
声をかければいいのか。
迷いながら出勤すると
渋谷さんはまだ来ていなくて少し安心する。
席について一呼吸置いている間に
丸山さんや安田さんが出勤してきて
徐々に賑やかになっていく中、
始業時間ギリギリで
渋谷さんが出勤してきた。
なるべく目を合わせないように。
そう思っていたのに、
やっぱり渋谷さんの方を見てしまって
ちょうど、目が合った。
慌てて会釈すると、
渋谷さんは少しだけ微笑んで
ぺこっと挨拶をしてくれた。
＿＿
＿
その日の就業終わり。
カバンを開くと見つける、白いハンカチ。
「…あ、」
なるべくひとけのないところで返そう
そう思ってタイミングを見計らっていたら
全く忘れてしまっていた。
渋谷さんの席を慌てて見るけど、既にいない。
「あの、渋谷さんは？」
楽しそうに談笑していた
丸山さんと安田さんに聞いてみると
「帰ったで！」
とのこと。
「はや…」
まぁいつものことだけど。
いつもいつの間にかいなくなっている。
そして慌てて丸山さんたちが
追いかけていくのもしばしば。
「どしたん？なんか用やった？」
「あ、いや。仕事のことで。じゃあ、お先失礼します」
「おつかれ〜！」
「気をつけてな〜！」
諦めて帰ろうとして、
ふと思う。
丸山さんたちと帰っていないってことは
飲みに行ったわけでは(多分)ないわけで
ということは、
土手にいるかもしれない。
あそこに頻繁に通っているのか、
たまたま来ていただけだったのか、
わからないけれど。
でも私は、家ではなく、土手の方へ足を進めた。
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はるまる(プロフ) - のるさん» コメントありがとうございました！！いかがでしたでしょうか！次回作もぜひ(^^)！ (2019年12月13日 18時) (
レス) id: 74b7d9762d (このIDを非表示/違反報告)
のる(プロフ) - いいですねぇぇっぇぇえ (2019年12月10日 10時) (レス) id: f5d566c6da (このIDを非表示/違反報告)
のる(プロフ) - な…何があったんですか！？ (2019年11月19日 17時) (レス) id: f5d566c6da (このIDを非表示/違反報告)
のる(プロフ) - この平和な感じ……いいですねぇ！続き楽しみに待ってます！ (2019年11月18日 8時) (レス) id: f5d566c6da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるまる | 作成日時：2019年10月13日 19時
