錦戸くんと恋をするなら

盗撮反対！！！ ページ6

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「ほんまにええん？」


「行かないってば！！！アホなん？！」


「アホちゃうってぇ〜」




帰り道、ホテルの前を通って
楽しそうに笑ってる亮ちゃん。


まっすぐ家に向かって、
健全にバイバイした。


自分のマンションに向かって歩き出した時、




「あっ！！」




って亮ちゃんの大きい声。




「あぶね、忘れるとこやった」


「なに？」


「連絡先。交換しようや。それくらいならええやろ？」


「そりゃもちろん」




というわけで連絡先を交換した。


アイコンはギターの写真。




「ギターやってるん？」


「うん。高校のとき軽音部やってん」


「へぇ。モテたやろうなぁ」


「そりゃもう」


「自分で言うな！！！」




まぁ逆に言ってくれた方が清々しいけども。


亮ちゃんはなんか楽しそうやし、まぁええか。




「じゃーね」


「気をつけてな」


「亮ちゃんもね〜」




今度こそバイバイして、歩き出す。


空を見上げると、星がたくさん輝いていて
お月様も雲に隠れずまん丸で浮かんでいた。





「明日も晴れますように。」





そう呟いたとき、


スマホが軽く振動した。




さっき連絡先を交換したばかりの亮ちゃんから。




” おつかれ。また飲も！ ”




そんな言葉と共に送られてくる
私の後ろ姿の写真。


いつ撮ったん？！今？！！


って振り返るけど、
亮ちゃんはだいぶ遠くに見えた。




” 盗撮反対！！！また飲もーね ”




お肉に夢中の亮ちゃんを盗撮した写真を
申し訳程度に添えて送る。




” いつ撮ってん！それ！！
盗撮反対とかお前に言われたないわ！！！ ”




いや〜。


見た目はだいぶ変わったけど
中身そのまんますぎて笑っちゃうな。


からかいがいがあるというか、
なんだかかわいらしいというか。




その日から、
亮ちゃんとは頻繁に連絡を取り合って


週一、二、くらいでご飯を食べるようになった。





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妖艶→←なんで覚えとんねん！！！

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