衝撃の新事実 ページ8
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毎週月曜はお弁当の日。
綾瀬さんとランチの日。
次の週、ワクワクで営業部へ向かうと、
「おー、大倉また来てんな！」
と、村上くんの姿だけ。
「村上くんこんにちは！綾瀬さんは？」
「まだ出とるで〜」
「あー、そうなんや」
もうちょいで戻ってくんのかな。
勝手に横山くんの彼女さんの席に座って
待つことにした。
「お前またハードル高いとこ行くなぁ」
村上くんは苦笑いを浮かべながら
俺のことを見ている。
「やっぱハードル高いよなぁ…めっちゃ美人やし」
なかなか簡単に落ちないし。
「で、しかもヨコの元カノ」
「………へっ？！」
ヨコの、元カノ…
横山くんの元カノ？！！
「あれ、知らんかった？」
「知らない！！え、まじで？！」
「せやで〜何年前かは忘れたけど…若い頃な」
えー、まじ…？
横山くんやるやん…
「戻りました〜」
タイミングよく戻ってくる横山くん。
「横山くん！！！」
「うわ、大倉！なに？」
「綾瀬さん、横山くんの元カノってほんま？！」
横山くんはちらっと村上くんを見た。
「…そうやけど」
「まじか〜〜〜〜〜！」
膝から崩れ落ちる俺を見て、
横山くんは笑っている。
「大袈裟すぎ(笑)」
「大袈裟ちゃうねん…」
横山くんやろ？
真面目やん。
俺みたいなん眼中になさそう…。
…いや、わかってたけど。
「…いいこと教えよか？」
「なに…？」
「あいつ、めっちゃ甘いもん好きやで」
「…知ってる。」
「あ、そーか」
や、でも俺甘いもの食われへんし。
真面目になる？
いや、今更真面目になったところで
信用してもらわれへんオチやろ？
んー。どうしよっかなぁ。
「あ、大倉くん」
「綾瀬さん！」
あ、とりあえずそれは置いとこ。
今は綾瀬さんとの弁当タイム！！
「ごめんね、待ったやろ？」
「いえ！全然！村上くんと話してたし」
ごめんね、待ったやろ？
って彼女に言われたみたいやん。嬉し。
「なにニヤニヤしてんの(笑)」
「綾瀬さんとご飯食べられることが嬉しいんです！」
「あはは、そっか」
回りくどい言い方しても
ストレートに言っても
なかなか綾瀬さんには響かへんけど
とにかく言いまくるべし！やろ！
「じゃ、いただきます！」
「いただきまーす！」
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作者名：はるまる | 作成日時：2019年6月5日 20時
