ふたりの時間 ページ1
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” 大倉くん。話があるんやけど、次いつ会えるかな？”
電話で伝えようか迷ったけれど
でも顔を見て話さなきゃいけない気がして
丸山くんとわかれたあと、
大倉くんに連絡を入れた。
自分で自分の決断に驚いてる。
我ながら少し成長できたかな？なんて思う。
昔から今の私だったら
亮との関係性だって今と違ったかな？
なんて考えるけど、もう昔の話。
まずは、私はひどい人間にならなければならない。
” 明日とか空いてるで ”
少しして来た返事は
想像よりも早い日にちを提示され
少し慌ててしまうけど
” じゃあ明日。19時にいつもの居酒屋でもいいかな？”
こういうのは先延ばしにしたってしょうがない。
どうせ傷つけることになるのだから、
早い方がいい。
＿＿
＿
「…あの、話なんやけど」
今日の大倉くんは
初めてのデートの時のようなラフな格好だった。
やっぱりかっこいいな、と思う。
「私、」
「待って」
大倉くんは眉毛を下げて少し笑った。
「話はあとでいいやん？まずはAちゃんとの時間を楽しみたい」
「…わかった」
私が話そうとしてることがわかってるかのように
大倉くんはそう言った。
わかってるのかも…。
「Aちゃんを初めて見た時な、めっちゃかわいい子おるやんって思った。人見知りで、ちょっと緊張してるのも、かわいいなぁって思っててん」
「…そうなん？」
「うん。俺も柄にもなくちょっと緊張して、沙耶ちゃんにばっか話しかけてなかなかAちゃんの方見れへんし、なんやねん俺どうしてん…って」
大倉くんは思い出したのか
少し照れながら話を続けた。
あまり減っていないビールの持ち手の部分を
ビールを飲むわけでもなくいじりながら。
「そんなんしてたら横山くんとバスケの話になって盛り上がるし、一軒目出た時も横山くんとなんか話してるし。かと言って俺も話しかけらんなくて沙耶ちゃんと話して、でも気になるからちょいちょい後ろ振り返ったら横山くんと楽しそうやし」
結構妬いてん。と苦笑いを浮かべた。
「だから駅で口に出ちゃって、俺みたいなチャラい奴苦手そうやったからしまったとは思ってんけど。」
「…正直、最初は苦手やった」
「ほら、せやろ？」
「でもそれだけやないってわかったから」
大倉くんは一瞬固まって、そして、微笑んだ。
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manbo(プロフ) - 丸ちゃんがとっても素敵です！ (2019年8月13日 11時) (
レス) id: 95cc161dc5 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 初めまして！十五祭の余韻が抜けずまるちゃんの話でドキドキしたいなぁと思って検索したところこの作品があって、読ませていただきました！すごくリアル感があって、想像してしまいました！渋谷さんがチューした時はビッックリしたけれども！すごく面白い作品でした！ (2019年7月20日 20時) (レス) id: f8bf0b205c (このIDを非表示/違反報告)
はるまる(プロフ) - ちっち。さん» はじめまして！コメントありがとうございます！本当ですか？！まるちゃん大好きになってもらえて嬉しいです！！村上くんのも楽しんでくださいな！ (2019年5月15日 20時) (レス) id: 74b7d9762d (このIDを非表示/違反報告)
ちっち。(プロフ) - はるまるさま。 はじめまして。この作品で普段マルちゃんをそんな風に意識したことなかったのですが、なんだかマルちゃんが大好きになってしまいました。ありがとうございます。今は、村上くんとの今後がとっても楽しみです。更新待ってます。 (2019年5月15日 19時) (レス) id: e0ad5c0d9d (このIDを非表示/違反報告)
はるまる(プロフ) - 高菜。さん» ありがとうございます！嬉しいです(^^)次回作もお楽しみに〜！ (2019年3月28日 18時) (レス) id: 74b7d9762d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるまる | 作成日時：2019年3月5日 8時
