日焼け ページ2
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それからの1週間、
大倉くんのことを考えたくても
それができなかった。
なぜなら、
「衣装1着足りない？！」
「Aちゃん休憩室に置きっぱやったで」
運動会が迫っていたから。
大倉くんと遊んだ次の日から
準備に最終打ち合わせに大忙しだった。
「焦った〜〜っ」
「大丈夫、大丈夫。」
それが前日のお話。
そして、当日。
雲ひとつない快晴に
昨日までより上がった気温。
運動会日和の中行われたそれは
大きなトラブルもなく無事終了した。
反省会をして、
軽い打ち上げをして解散になったあと
私と安田くんは
いつもの居酒屋へ移動した。
「じゃあ、運動会お疲れ様！かんぱーい」
「かんぱーい！」
ビールが身体に染み渡る。
11月とはいっても
長時間太陽の下にいると疲れがたまる。
少し日焼けした気さえする。
「一応日焼け止め塗ったのになぁ」
「運動会の日焼け止めって全然効果ないよな」
「ね、なんでなんやろ…汗かくから？」
「そうなんかなぁ」
「…って、安田くん日焼け止め塗ってる？」
「塗ってない！」
「よね」
楽しそうに笑った安田くんは
袖をまくりあげ日焼けの跡を私に見せた。
「くっきりやん」
「めっちゃくっきり！11月なのにそんなやける？ってくらいやけた！」
「嬉しそうやね」
「嬉しいね〜！俺海好きやし、日焼けするとテンション上がるし」
「こどもみたい」
クスクス笑うと
笑うなや〜と言いながら安田くんもニコニコ。
こどもみたいなとこもあれば
ビールを飲む姿は男らしさもあって
いつも思うけどギャップ人間だ。
「そうだ。こないだマルに会ってん」
「そうなんだ」
「Aちゃんの話楽しそうにしとったで？映画行ってんな」
「そうそう！安田くんもおすすめやで〜あの映画」
「へぇ。見てみようかな」
きゅうりの一本漬けを口に含む。
あまり浸かっていなかったのか
きゅうりそのものの味がした。
「あ、信五くんから電話。…え、今？今は…」
安田くんをちらっと見ると
なに？と首を傾げる。
「…今から飲まへん？って。ヤスも誘ってさぁって言うてる」
「あはは、ええよ。ここ呼び」
「うん。…あ、もしもし？今いつものとこで安田くんと飲んでるからおいで」
はぁ？！俺抜きで飲んでたん？！も〜〜っ
と言って電話が切れた。
すでにお酒が入ってるかもしれない…。
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まるり(プロフ) - ここまでの展開にドキドキさせられっぱなしです(><)！ 毎度毎度更新を楽しみにしています！いよいよ最終章の4の方も楽しみにしていますね！！ (2019年3月4日 23時) (
レス) id: c1b47e134b (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - はじめまして！いつも更新心待ちにしています！やっと主人公ちゃん自分の気持ちに気づいたんですね！ここんとこ切なくて切なくて^^;この先が楽しみです。これからも頑張ってください！ (2019年3月4日 20時) (レス) id: 03c67c0832 (このIDを非表示/違反報告)
はるまる(プロフ) - しずくさん» こんにちは。いつもありがとうございます！タイトルに＊があるお話は丸山くんsideになります。丸山くん目線のお話として、少し時を遡っているのでダブってしまってはいます。 (2019年2月23日 20時) (レス) id: 74b7d9762d (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - 初めまして。いつも楽しみに読ませて頂いてます。丸山さんのお誕生日のくだり、前にも出てきてます。ダブって書いてしまったのでしょうか？確認お願いします。気づき次第こちらの投稿削除して頂いてかまいません。よろしくお願いします( ´∀｀) (2019年2月23日 10時) (レス) id: 298df3e651 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるまる | 作成日時：2019年2月17日 21時
