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想い人 ページ39

鬼舞辻side
「昔はそんな風に笑う奴では無かった」

テレビと言う機械の画面を見ていて思った。

昔はあんな風に笑う奴ではなかったと。

昔、あれは私が鬼の祖になる数年前の事。







私は生まれつき体が弱く外にも出られなかった。

それを哀れに思った親が日ノ本中を旅する詩人を屋敷へ連れて来ては外の話をよく聞かされていた。

そんなある日向かいの大きな屋敷にとある一族がやって来た。

??「向かいに移り住んだ“月喰”でございます。どうぞよろしく」

“月喰”、それはとても有名な1属だった。

“月喰”の当主は月の神月詠の化身と言われ、その子供は天照の化身と言われる程美しく、気高いのだと。

移り住んだ理由を聞いてると、“月喰”の娘も体が弱いのだと知った。

そのため空気の澄んでいる場所に転々と移り住んでいるらしい。

「くだらない」

一瞬体が弱いと言う言葉で読んでいた本から目線をあげたがすぐに下ろした。

??「何がくだらないの?」

「誰ですか?貴族の方ですか?」

月喰「あら、ごめんなさい。私は月喰。月喰……って………ど」

風が強くてよく聞こえなかった。

「月喰様?」

部屋の入口に着いている簾を少し上にあげて顔を見ようとした時いきなり何かが手に触れた。

月喰「驚かせてしまってすみません。白くて美しい肌をしていたので」

肌が白くいと言われた。

本当ならこの病人の様な肌が嫌いなのだが何故かこの少女に言われると頬が赤くなった。

本当なら手を離さなければならないが少女の手が美しく少女の手を引いて部屋の中に無理やり入れ、布団に押し倒した。

押し倒された少女がとても妖艶に見え私は初対面であるにもかかわらず少女に口吸いをした。

何度も何度も角度を変えてゆっくりと。

最初は何が起きているか分からず動揺していた少女だったが状況が理解出来たらしく私に身を任せた。

少女の全てが美しく、妖艶で私達はその昼下がり一線を超えてしまった。

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エレキ - 更新楽しみです (2021年5月28日 23時) (レス) id: 0d096cca08 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくり四つ葉 - 素晴らしい作品をありがとうございます!更新頑張ってください!熱中症にはお気をつけて! (2020年9月3日 16時) (レス) id: 135b7cf6d1 (このIDを非表示/違反報告)
ラッキー - はじめまして。単刀直入に言います。神小説ですね。次の更新が楽しみです!!待っています! (2020年8月20日 21時) (レス) id: 0413bce67d (このIDを非表示/違反報告)
- 続きが気になりますねぇ! (2020年7月15日 23時) (レス) id: 2a8953498e (このIDを非表示/違反報告)
ばなな味のあくえりあす - 他作品のキャラや話も出るのならキーワードに入れた方が良いんじゃないですか? (2020年5月1日 5時) (レス) id: a72f134362 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小紫太夫 | 作成日時:2020年4月6日 14時

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