外編 伝導者とアドラリンク ページ23
Aside
夢を見た。
その夢で私は誰かと対面していた。
顔が見えずどんな人かはわからなかったが女性のように見えた。
その人は私を見るなりこう言った。
??“見つけた、ようやく見つけた。辛くなかったかい?私のーー”
『え?今なんてい』
??“もう時間が……また会いに来るよ。忘れないで私は絶対にお前を私の“物”にする。今度そっちに迎えを送らせよう。待っていてね?ーー”
そこで夢から覚めた。
『なんなのよ、あの夢………嫌な予感がする』
??「貴殿が伝導者とアドラリンクした者か?」
だ、誰この子、でも不思議と怖くわない。
誰かに似ているような……?
??「貴殿なのだな?」
『アドラリンク?かはわかりませんが顔の見えない女性のような人とは会話をしました』
そもそもあれ会話したって言うの?一方的に喋ってなかった?
??「なら伝導者が言っていた愛し子とは貴殿事だな?………お迎えに上がりました、A様。さぁ、僕達と一緒に行きましょう」
その言葉を聞いて目を冠の様なもので隠している人と布で目を隠している人、顔全体を布で覆った人が出てきた。
??「アンタがA様?」
??「こら口を慎めハウメア、申し訳ございませんA様」
ハウメア「それじゃ、オイラ達と行こうか」
??「待てハウメア、伝導者は無理やり連れてくる事を嫌がっていた」
??「それに、何かあったら俺たちのせいなんだからな!?」
ハウメア「もーしょうがないなぁ、じゃぁ…」
そう言ってハウメアと呼ばれた女性は私の頭に手をかざした。
ハウメア「さぁ、こっちにおいで」
目の前が急にぼやだし、私はハウメアという名の女性の方へ歩いていっていた。
嫌だ、行きたくない!助けて、誰か助けて……
『紅丸お兄ちゃん、カリムお兄ちゃん……助けて』
私はそこで気を失った。
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エレキ - 更新楽しみです (2021年5月28日 23時) (レス) id: 0d096cca08 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくり四つ葉 - 素晴らしい作品をありがとうございます!更新頑張ってください!熱中症にはお気をつけて! (2020年9月3日 16時) (レス) id: 135b7cf6d1 (このIDを非表示/違反報告)
ラッキー - はじめまして。単刀直入に言います。神小説ですね。次の更新が楽しみです!!待っています! (2020年8月20日 21時) (レス) id: 0413bce67d (このIDを非表示/違反報告)
雲 - 続きが気になりますねぇ! (2020年7月15日 23時) (レス) id: 2a8953498e (このIDを非表示/違反報告)
ばなな味のあくえりあす - 他作品のキャラや話も出るのならキーワードに入れた方が良いんじゃないですか? (2020年5月1日 5時) (レス) id: a72f134362 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小紫太夫 | 作成日時:2020年4月6日 14時