ニャ「7話は、私は出ないだと!?」『あぁ』 ページ9
小さい頃から変なものを見た。
他の人には見えないらしいそれは、おそらく妖怪と呼ばれるものの類。
それらの者たちが視えることが原因で、周りに気味悪がれて孤独だった。
だからそいつらが嫌いで、とにかく怖かった、恐ろしかった。
でも今は……
「じゃあな。夏目」
「夏目君、また明日」
あいつらが視えることがきっかけで、できた友人たちがいる。
視える自分を受け入れ、接してくれる友人たちが。
「またな。田沼、多軌」
自分を大切にしてくれる優しい人たちにも出会うことができた。
そして、いつも騒がしく、面倒ごとに巻き込んでくるけど、優しいおかしな友人たちとも……
いまの自分にとって、人も妖怪も、かけがえのない存在。
――――だからこそ
最近森で出会った、一人の妖怪。
彼女はかつての自分と同じ、孤独な者。
教えたいと思った。
知ってほしいと思った。
優しさを、喜びを、温かなものを―――
あの妖怪は迷惑がるだろうか。
それでも
(放っておけないんだ。前の自分と重なって――――)
『おい、夏目!』
振り向くと、鮮やかな蒼と碧の瞳が目立つ少女が、すぐ後ろに立っていた。
「うわぁぁぁぁ!?」
つい叫んでしまった夏目は、周りに人がいなかったことに、心から安堵した。
『そこまで驚くか?』
「Aか……驚かせるな」
『勝手に驚いたくせに……』
ムッとする彼女を連れ、とりあえず例の森に向かった。
『優しい?寂しい?そんなの知らない』→←『え〜と……6話……』
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パール(プロフ) - 那七奈菜^^^^^^^^^^^^さん» もちろん、頑張っていきます! (2017年5月11日 22時) (レス) id: 989ff44c28 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - 澤濡さん» ありがとうございます! (2017年5月11日 22時) (レス) id: 989ff44c28 (このIDを非表示/違反報告)
紫機 - 澤濡さん» 頑張るぜ! (2017年5月10日 22時) (レス) id: 0a15b87590 (このIDを非表示/違反報告)
那七奈菜^^^^^^^^^^^^ - 面白一世これからもがんばってー\\ (2017年5月10日 17時) (レス) id: aa36e3d97e (このIDを非表示/違反報告)
澤濡 - 面白いですね^^これからも頑張って下さい^^ (2017年5月9日 17時) (レス) id: aa36e3d97e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫機&パール x他2人 | 作成日時:2017年3月28日 17時