よんじゅういち ページ41
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「ろ、ロボロ先輩……」
半泣きでロボロ先輩に場所を受け渡す。
『落としたらゴメンな』と言われたが、私がもう一回やっても、多分また全くやる気のないヘロヘロアームに弄ばれて終わる気がする。ぬいぐるみはもう3分の1ほど体を取り出し口の穴にはみ出していたが、それはゲームを始める前からそうだった。
「ロボロさんクレーンゲーム得意なの？」
「んー、得意ってわけでもあらへんけど、こうやってマトモに持ち上げようとしても多分無駄やねんな」
らだおぶちょーの問いに返答しながら、ロボロ先輩は淡々とアームの位置を設定する。そこはオ○マロを掴むには遠い位置だったけど、彼は気にする様子はない。
ヘロヘロアームが下に落ちていくと、アームはオタマ○の脇を滑る過程で、○タマロを少し取り出し口の穴へずらした。3分の1だったはみ出しが2分の1くらいになって、ぐらりと大きくぬいぐるみが揺れる。
「わああああああ！！！！すごい！！！落ちろ！！！落ちてくれ頼む！！！！！！！！！」
「ちょっっっA声デカいって！」
「落ちたあああああああああああああああああ！！！！！！！！！！！！！」
「うるさいってば！！！！」
思わず万歳して飛び跳ねて喜ぶ。暴れる私を叱るぶちょーに飛びついて、ロボロ先輩にも飛びついて両手を握って全力で上下に振りながら礼を言った。バカ丸出しだがこれはしょうがない。だって本当に欲しかったんだもん！！
オ○マロを取り出してひとしきり抱きしめてから、改めてロボロ先輩にお礼を言った。
「まじでありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しい！！」
「いやあ、まさかそんな喜んでもらえるとは…。よっぽど欲しかったんやな…」
「お前うるさすぎない？？耳壊れるかと思った…恥ずかしいし…」
「だって嬉しかったんだもん！！」
上がる口角を抑えられない。にへにへと間抜けな顔を晒していると、ゲーセンの奥から見慣れた人たちが歩いてきた。
「何事なん？？？？？？」
「お前声デカすぎるやろ！！出禁になっても知らんで！」
大先生とコネシマさんとショッピ君が戻ってきた。そんなに響き渡ってたのか……
すみませんと形だけ謝っておく。
「A」
ショッピ君に声をかけられ、振り返るとスマホの画面を見せられた。待ち受けには『18：32』と表示されている。
「お前はそろそろいい時間なんやない？」
「あ、確かにそろそろ…もうそんな時間か！みんなはまだ遊ぶ？」
「まさか。送ってくで、Aちゃん」
「あ、結構です」
「ちゅめたい！！」
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布巾(プロフ) - きょうさん» ありがとうございます！半年ぶりに更新してきました！！ (2021年1月5日 11時) (
レス) id: b4ad646e52 (このIDを非表示/違反報告)
きょう - ほんとに好きですwさんじゅうななのやつ吹きましたwww更新無理せず頑張ってください！ (2020年4月17日 9時) (レス) id: 4620368618 (このIDを非表示/違反報告)
布巾(プロフ) - 名無し12471号さん» シュール！大好きな言葉ですありがとうございます！長編になりそうですがよろしくお願いします！ (2020年4月9日 23時) (レス) id: b4ad646e52 (このIDを非表示/違反報告)
名無し12471号(プロフ) - すごいシュールで好きです、出てくる実況者さんたちもキャラが成り立ってて好きです（2回目 (2020年2月12日 1時) (レス) id: 2e532ace5a (このIDを非表示/違反報告)
布巾(プロフ) - 黒瀬まほ@なかむ大好き☆晴時々嵐参加まってます☆ さん» ありがとうございます！ (2019年2月7日 23時) (レス) id: 20217c64e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：布巾 | 作成日時：2019年1月30日 21時
