女子高生は異常パロを男子高校生に当てはめてやってみる ページ21
女子高生は異常見てると頭おかしいように見えますけど実際の女子高生とそんな変わんないんですよね
サッチ、エース、サボで女子高生は異常パロ
「……彼女ほしい」
学校帰り、いつものように俺の家に集まって漫画を読んでいると、窓の外を見ながらエースがつぶやく。
サッチが立ち上がった。
「……なんでそんな話せにゃならんのじゃあああああ」
顔面に一発パンチが決まる。エースが鼻血を吹き出した。
「ちょ、落ちつけよサッチ!!」慌ててサッチを取り押さえる。
「とりあえずなんかしようぜ、な？」
「まあ、確かにな」
サッチは落ち着きを取り戻して床に座る。エースはすでに何事もないかのように漫画を読み始めた。
「んー、そうだな、どうせ暇だし」
「んで、何すんだ？」
「何をしてもいいいいいいいいい!!!」
今度はまた叫びだした。完全にキメてるな、これは。なんか白い粉とか怪しい葉っぱとか。
「なぜなら俺たちは男子高校生!!バンド、スポーツ、空手剣道パチンコ競馬に喧嘩まで!!何をやっても経済効果が生まれてしまう人気者!!」
「いや、競馬はアウトじゃね？」
「それに比べて女子高生は……かわいそう!!スポーツをやってもバンドをやっても中途半端!!唯一の使いどころはスクール物語のみ!!」
そこから汚い裏声を上げながら「女子高生かわいそうううううう」と膝から崩れ落ちる。
「おーい、怒られるぞー」
「余計なお世話だろーが」
そして今度は改まって向き直ってくる。もう漫才を見ている気分だ。
「でな、思うんだよ。女子高生はなんで生きてんのかって」
「お前は女子高生に何の恨みがあるんだ。そろそろフェミが動くぞ」
「基本的にあれは見てて面白いもんでもないだろ？どっちかっていうとへこむよなぁ……」
エースはもうどうでもよくなって、適当に相槌をうつ。
「まあ男子高校生が必死にかっこつけて生きてるの見てるとちょっと勇気出るよな」
「まあ、それは確かに。女子高校生なんて他人を蹴落とすことに必死でドロドロしてて怖いし、それに比べれば男子高校生はかわいげがあるな」
「……都合のいいことに、その典型ともいえる奴がこの隣に住んでいます。ちょっと彼女に意見を聞いてみましょう」
まずい。この家の隣に住んでいる奴、それは
続・女子高生は異常パロを男子高校生に当てはめてやってみる→←モデルサボ君とマネージャーエース君
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 16人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：piece OF cake | 作成日時：2020年12月5日 1時
