君が生きた道と僕が生きる道赤

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病院


目が覚めると、白い天井。


「起きた…！」


村野が俺の視界に入ってきた。



「俺のケガあんまりすごくなかったじゃろ。」



「左腕骨折。頭はたんこぶできてて血も出てたから包帯を巻く。あとは体にいっぱいアザが出来てたから。」


結構ある…


ギュッ


「良かった……」


俺をまた抱き締めた。


入院はいいって。


「明日は休んで。休日だから。」


「家から、出るん？」


「ううん。出ないよ。遊びに来る？」


「行く。なんかあったら困る。笑笑」


「何で笑ってんのよ。笑笑」


「お前やって笑っちょるくせに、笑笑」


その日は二人で笑いあった。

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