ヒーローを変える【MHA】 (ページ3)

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2話ページ3

放課後

爆豪「話はまだすんでねぇぞデク」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

「いず、一緒にかえ...勝己」

爆豪「なんだよ由紀」

「いずは私と帰るから勝己は勝己で早く帰ったら？」

「それに、こんなにいずに絡むなんていずのこと大好きじゃん」なんて言葉はこれ以上状況を悪化させないようにのみ込んだ。

爆豪「ﾁｯ...」

「ほら、いず私と帰ろ」ｸﾞｲｯ

私はいずの手を引いて教室を出た

爆豪「.............(なんでデクばっか構うんだよ..)」

勝己がなにを思ってるのか全く気付かずに

帰宅路

「あのね、いず」

お互いの沈黙を破ったのは由紀ちゃんだった

緑谷「うん、なに？」

「勝己に嫌なら嫌ってはっきり言った方がいいと思うよ。」

緑谷「...でも」

自分が弱いからなにも言い返せない

「自分は無個性だから。勝己の言ってることが正しいから。自分は弱いから。言い訳ばっかり言ってないで強くなれるように努力しなきゃ」

緑谷「っ...」

なにも言えなかった。
言葉の代わりに目から涙が流れ出した

「上から目線でごめんね。でも、自分が変わらなきゃなにも変わらないよ。ヒーローになるためにもね。あ...っと、私こっちだから...バイバイっ！！」

由紀ちゃんはそう言い残すと走って帰って行った

緑谷「(強く...ヒーローに...)」ｷﾞｭ

初めてヒーローになれるって言われた気がした。ヒーローへの努力をしろって、なれないって言うんじゃなくてなるためのアドバイスをもらった。

僕は無意識に拳に力を入れた

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