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禪院真依「うわっ、なんか学校前に落ちて...は?え?父上!?えっと待ってね?どうしてAがいないのかしら?」
禪院扇「真依...このアサシンという男を...」
禪院真依「まさか...よし、今すぐ京都に帰らなきゃ!」
禪院直哉「いでッ!?」
禪院真依「こんなところに家族がいるわけないものねー。偽者なら踏んじゃっていいや♪」
禪院真希「Aに影響されたなー...アサシン、Aは?」
サンソン「......あのバカ、向こうに一人で残りました。」
禪院真希「残った...詳しく聞かせろ。」
夏油傑「ようやく泥が溶けたか...うん、いい状態だね。これなら安心して連れ帰れるよ。後はハロウィン当日に兵器として活用すればいいかな。」
____次こそ手に入れる。
夏油傑「そう言った君の願いも、ようやく叶ったよ。どうしてか乙骨憂太と里香は眠ったままだけどね。」
ただこの世界では、私は心の底から笑えなかった。
夏油傑「......」
笑えない。君を殺したい、愛したい。いろんな感情がぐちゃぐちゃになって、上手く制御できなくて、君をどうしたいのか分からない。ただ素直に愛したいだけなのに、それよりも殺意に自分を上書きされてしまう。
「すぐる...?」
そんな綺麗な目で、私を見ないでくれ。
夏油傑「ごめん...死んでくれ...」
「......」
夏油傑「愛されてくれ...頼む...これ以上は...」
霊基より先に、私の理性そのものが切れてしまう。
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作者名:琲世 | 作成日時:2022年2月14日 7時