眼球の代用品 ページ38
「ばんわ。あれ、まだ昼か?私も歳をとったなぁ。」
禪院直毘人「倉庫の魔獣はどうした?」
「アサシンが直哉の腕を確かめたいから、二人で討伐するって。彼はいつもそうですよ。仲間を信じたくても、自分自身の身を守れるほどの実力があるのか。それを直接目で見なければ、彼は人を信じられない。恐れているんです。」
禪院扇「フン。女の鑑識眼を信じられな...」
禪院直毘人「その通りだろうな。あのアサシンという男は、叶わぬものと知りながら貴様に好意を向けている。罪な女だ。」
「......自分たち英霊は、死んでも死なない存在。それを知った上で、私と同じ姿と名前を持つマスターは、彼らの記憶を維持させたまま守り続けた。その女に恋をしているだけだよ。あっ、アサシン帰ってきたら、やっぱりお金ちょーだい♡」
禪院直毘人「ハッハッハッ!持っていけ、持っていけ!貴様の欲は底を尽きないだろうと思っていたのでな!千万は用意してやったぞ!」
「マジで!?研究費尽きねぇ〜!これならお母様も喜ぶし、お父様の墓にも胸を張って行けるってもんよ!ありがと〜!」
禪院甚壱「......」
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:琲世 | 作成日時:2022年2月14日 7時