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禪院真希「いいなぁ...幸せそうで...」
「!?」
禪院真希「真依も何もかも全部失った。なのにお前は失わず、のんきに生き延びやがった。なあ...人の心とかないのか?ないなら死んでくれよ。」
禪院真希、おそらくはランサーのクラス。フランスで会ったときより殺意が増しているし、私を別の誰かと重ねている。でなければ、私に幸せなんて言葉は使わない。
禪院真希「禪院直哉ァ!!!」
「ッ...!」
タマモキャット「ご主人様お守り通す、だワン!」
禪院真希「何もかも壊してやる禪院の名も呪術も同期も私の人生さえも何もかもッ!!!」
彼女の血縁者への殺意、自分の名を潰したいほどの欲。私が想像する以上の屈辱を、彼女は受けてきたのだろう。だがその怒りが他人の私にぶつけられていいワケがない。
「力を貸してくれ、タマモキャット。」
タマモキャット「ふふんっ、あいわかった!」
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作者名:琲世 | 作成日時:2022年2月10日 21時